パナソニック電工杯 第63回毎日甲子園ボウル in NAGAI

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関西代表

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QB#11松田大司(まつだ ひろし)
 
 立命のエースQBとして、1年間死ぬ気でやってきた成果を関学戦では出した。さらに個人的にも高校からの宿敵・加納を倒し、悲願を果たした松田大司。
 プレー面だけでなく精神面でも古橋監督が認めるほど、春から比較すると目覚しいの成長を見せた。「パンサーズに関わることの全て。いろんな人がパンサーズの中で、例年以上に頑張ってくれたのも自分自身が変わるきっかけやった」と松田。
 関学戦の時、松田はあるものを身につけていた。自宅近くにある勝尾寺のお守りだ。これはメンバー数人と関学戦勝利を祈願しに行った際に買い、見事その願いは成就した。甲子園ボウル前には再び勝尾寺を訪れ、今度は日本一を祈願する。
 苦しい展開になると予想される甲子園ボウル。しかし「ビデオを見て、絶対うちのオフェンスで勝てるというイメージは持てた」と強気だ。さらに勝つことがQBの役割、と考える松田。「このメンバーで1月までやりたい気持ちは強い」と、3年生QBながらチームを日本一まで引っ張っていく覚悟は出来ている。


RB#26松森俊介(まつもり しゅんすけ)
 
 関西学生リーグ最優秀選手にも選ばれた立命のエースRB松森俊介。1年生の時に、甲子園ボウルで法政に負けた屈辱を、学生最後の年に晴らす時が来た。この1年で「人間的にも技術的にも成長した」と、古橋監督やコーチは口を揃えて松森を評価する。
 怪我のため今季の試合出場が不可能になった主将・浅尾に代わり、松森はプレーでずっとチームを引っ張ってきた。「一緒にプレーしたいとずっと思っていた。(浅尾が)プレーできないというのが、判ってからは自分が引っ張っていかなあかん、というのがあった」と松森は話す。
 2年間、「関学」という大きな壁が立命の前に立ちはだかった。その壁を打ち砕いたのは松森だった。「(観客の)度肝を抜くプレーがしたい」と話していた松森。ダイレクトスナップから39ヤードの先制TDランを成功させ、チームに勢いをつけた。
 天性のセンスと抜群の快足で観客を魅了してきた今季の松森。3年ぶりの甲子園ボウルでも、松森が起爆剤となってチームを日本一へと導くだろう。


RB#44浅尾将大(主将)(あさお まさひろ)
 
 アキレス腱再断裂のため、試合には出ることが出来ない主将の浅尾将大。もともと今季のセットバックからのオフェンスは、浅尾の強力なブロック力を活かすために採用されたというだけに、戦線離脱はチームにとって大きな損失だ。しかし今季の立命を、キャプテンとしてまとめあげるという重要な役割を担ってきた。
 古橋監督は、「練習には参加出来ないが、雨の日でもかんかん照りの日でも彼は居た。その存在が(チームの)精神的支柱となった」と認める。さらに関学戦前には、チームから浅尾の背番号である「44」をヘルメットにつけたいとの要望があり、これが実行された。甲子園ボウルでも選手が同様にして戦うことが決まっている。
 浅尾は甲子園ボウルで勝つためには原点に戻ることが大切と考え、新チームを立ち上げ時に決めたスローガンや方針が、びっしりと書かれた文書を選手達に配った。同時に気持ちを高めてほしいという思いも伝えた。
 浅尾を中心として、いま一度「Dead or Alive」のスローガンを思い起こし、立命は日本一のチームを目指す。


DL#90久司大貴(くし だいき)
 
 今季の立命DLは「学生界最高のDL陣」との呼び声高い豊富な人材が揃う。特にDLのセンターに位置する久司大貴は、古橋監督から「今まで育ててきたなかでも1、2を争うDL」と称されるほどの選手だ。
 タックルが強いだけではなく、スピードとテクニックを併せ持ち、相手のランとパスに瞬時に対応できるプレーが持ち味。激しいラッシュで、QBサックを連発する対戦相手にとっては脅威の存在。また関学戦では、肩の怪我の痛みに耐えて出場を続け、最後まで戦い抜いたという忍耐力も持った選手だ。
 しかしフィールドから一歩出ると、誰からも好かれる優しい性格の持ち主で、チームメイトやコーチから「クシくん」と呼ばれている。普段のアグレッシブなプレーぶりからは、想像しがたい意外な一面だ。
 立命は「久司、武知、前田」という最強の守備ラインで、法政の攻撃をねじ伏せにいくだろう。最強の守備で失点を最小限に抑えてきたディフェンス陣。その最前線で戦うDL久司は、立命が学生日本一になるための重要な担い手となる。


LB#52海島裕希(副将)(うみしま ゆうき)
 
 OL西川、DB町とともに副将としてチームを牽引するLB海島裕希。関学との最終決戦ではランディフェンスの中核として活躍。ディフェンスチームのプレーコーラーとして、LB岸本や相馬などを支える司令塔の役割を果たしてきた。下級生からも信頼が厚く、池上ディフェンスコーディネーターも「ディフェンス陣を盛り上げてくれるプレーヤー」と信頼を寄せる。
 甲子園ボウルでは、関東学生リーグ三冠王(クラッシュボウルMVP、リーグ戦MVP、リーグ戦特別賞)に輝いた法政のエースRB原との対決に闘志を燃やしている。
 「今まで出会ったことがないようなスピードと身長を持っている。一歩が大きいので、抜けられたら一発TDも考えられる」と海島。スピードで負けないように、食らいついていく覚悟だ。また「QBサックやインターセプトとか、(ディフェンスの)ビッグプレーで流れを変えたい」と、チャンスメークに目を光らせる。
 今季は抜群の仕上がりを見せた関学オフェンスを、僅か7点に押さえ込んだ立命ディフェンス。関西最強のディフェンス陣として、法政RB原の独走を絶対に許すわけにはいかない。


DB#4町健太郎(副将)(まち けんたろう)
 
 立命の守護神として、ディフェンスの最終ラインで存在感を発揮する副将・町健太郎。身長181cm、体重91kgの大型DBで、40ヤードを4.6秒で走るスピードも持ちあわせている。瞬時の判断力も卓越し、今季のリーグ戦では試合を経るごとに本領を発揮していった。
 しかし池上ディフェンスコーディネーターは、「まだ自分の力を発揮できていないもどかしさがある」と、潜在能力はさらに高いレベルであることを示唆する。高校時代(報徳学園)は、硬式野球部で2度の甲子園を経験。大学からアメフットを始め、わずか半年でアンダー19に選出されるなど、入学当初からアスリートとして注目度は高かった。
 だが、周囲の期待が大きすぎたことがプレッシャーとなり、選手として伸び悩んだ時期もあった。それでも苦難を乗り越え、この1年間で劇的な成長を遂げた。
 「個人的には不甲斐ない結果になってしまった」。優勝を決めた関学戦では、十分な活躍ができず悔いが残った。
 町が100%の力を発揮できれば、立命の大学日本一は現実のものとなる。白球で日本一を目指した高校時代を経て、大学最後の甲子園ボウルでは、楕円形のボールで学生日本一の座を狙う。


記事: 大喜多理沙、内藤悠子、濱田直毅(UNN関西学生報道連盟)
編集: 畠中隆好(office NEAR)
写真提供: P-TALK/SHIMIZU PHOTO OFFICE
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