「東日本代表校 準々決勝 CLASH BOWL」11月15日(日)13時20分 キックオフ 駒沢陸上競技場(東京都)早稲田大学 BIG BEARS(関東代表Bブロック1位 CLASH BOWL4年ぶり出場)VS仙台大学 Silver Falcons(東北学生リーグ優勝校 リーグ優勝3回目 ) 第一試合同様にメインスタンドには関東代表を応援する観客の姿が多くあり、この試合の注目度の高さが感じられた。試合は、仙台大キックから始まり、早稲田大#30末吉が21ヤードを返し、1STドライブは特に#31原の1年生とは思えない強烈なランニングプレイで43ヤードのTDを奪い印象つけた。今年の早稲田大は#30末吉を始め、若手にも魅力あるプレイヤーがおり、意外性のある展開を期待する滑り出しであった。仙台大の1STドライブは、まだボールが手につかなくターンオーバーとなり、早稲田大に攻撃権が移り、このドライブも4プレイでTDとし、早稲田大ペースにその後の仙台大攻撃も4プレイでパント。早稲田大3RDドライブは、2プレイ目#30末吉の64ヤードのビッグプレーによりTD。はやくも21-0と点差を広げた。しかし、仙台大にもこの後、第1Q残り3分を切ったところで、早稲田大パントリターン時にキャッチミスから、早稲田大19ヤードから攻撃権と奪い取り、2回の4th ダウンギャンブルを成功させ、TDにつなげた。しかし、その後は早稲田大DEFがパントブロックからチャンスを拡大し、そのターンオーバーを確実に得点し、また、残り3分足らずから仙台大のパスを早稲田大#33坂梨が、インターセプトし、そのまま45ヤードを駆け抜け、前半終了時点で42-6のスコアとなった。 後半に入っても、早稲田大は攻守と共にメンバーの入れ替えを行い、それでも尚、効果的に攻撃を繰り返し、結果的に後半6回の攻撃に対して1FG、2TDとした。一方、仙台大は得点差を意識するあまり投じるパスを2回インターセプトされ、リズムをつかめないままに、試合を進めていた。そして最終第4Qに入ったところで、仙台台が粘り強くドライブを繰り返し、4回のFDを奪い、ついに10プレイ目にRB#22丸井が執念の10ヤードランで2本目のTDとした。試合終了時点では、59-12と点差は開いたものの、最後の最後まで真摯に攻撃を仕掛けていた仙台大には、今後が期待できる姿があった。法政大に続き、早稲田大が決勝に進む姿を見ていると、これから先の甲子園ボウルでは西日本代表がどの大学であっても、大変な戦いになることは間違いと共に、関東のこの2チームの戦いである、「CLASH BOWL」がとても価値あるものであることを感じて、スタジアムを後にした。http://www.kcfa.jp/統計詳細は、関東学生アメリカンフットボール連盟公式HPをご覧下さい。 記事; 甲子園BOWL PJT 阿倉 智明(関西学生アメリカンフットボール連盟 常任理事)写真; (上から)・リーグ戦同様に'一戦必勝'幕のさがる早稲田大スタンド・試合終了後の記者会見(早稲田大学 朝倉監督・面條主将、30名以上が集まる報道関係者室) ・試合終了後の記者会見(仙台大学 左から 山田監督・新藤主将・岡島選手)