「東日本代表校 準々決勝 CLASH BOWL 第一試合」11月15日(日)11時キックオフ 駒沢陸上競技場(東京都)法政大学 TOMAHAWKS(関東代表Aブロック1位 CLASH BOWL 10年連続)VS小樽商科大学 TOMAHAWKS(北海道学生リーグ優勝校 2年連続 2回目 ) 快晴の中、法政大学のキックで試合は始まり、小樽商科大の1STドライブは法政大DEFの速い集まりの前に、パント。対する法政大1STドライブはコンスタントにゲインを重ね、約50ヤードを6プレイ目でTDに結び付ける滑り出しとなった。小樽商科大はプローI体型からラン・パスをバランス攻撃するもの、大きなゲインにならず、2NDシリーズもパント。法政大の2NDドライブは、小樽商科大DEFがハーフライン上までで法政大攻撃を押さえ、パントへ、そしてこのパントを小樽商科大DEF#55小島がブロック、そのボールを#38関根が受け取り、45ヤードを走りきり、同点。小樽商科大にモメンタムが動くかと思えたが、次の法政大はわずか3プレイにてTDし、その後はQB#4山口を含め、攻撃陣を多く入替をするも前半は5回の攻撃全てTDとした。一方、小樽商科大は、前半残り、1分38秒から攻撃をし、残り16秒4thダウンで47ヤードのFGを#81岩崎が決め、前半を41-10とし、後半に逆転の望みをつなげた。 後半開始の法政大の攻撃は、6プレイ目にRB#41鈴木の41ヤードTDランで、後半最初のドライブから前半同様に爆発力を継続。そして、小樽商科大も後半最初の攻撃は、ハーフラインから開始し、FD更新には届かないものの、前半終了間際での距離以上の52ヤードFGを選択、そして再度#81岩崎がこの距離を決めた。しかしながら、法政大はメンバーを大幅に入れ替え、若手構成となっても得点を重ね、かつ失敗には終わったものの、精神的な隙をつくオンサイドキックなどを仕掛けて、ゲーム自体の主導権を最後まで維持し、第4Q残り1分59秒からの小樽商科大の攻撃も、26ヤードのドライブを許しはしたが、最後のギャンブルにはしっかり対応し、残り8秒の攻撃権を奪い、法政大がまずはCLASH BOWL 決勝戦に勝ち名乗りあげた。 試合終了後の記者会見では、試合通じて健闘した小樽商科大#81が、まだ3年生でもあり、今後の決意を話している姿が印象的であり、またチームとしても今回の経験をバネとするような期待を感じさせる応対であった。http://www.kcfa.jp/関東学生アメリカンフットボール連盟公式HPでは、CLASH BOWLの統計が充実しており、ドライブチャートを掲載しますので、一度ご覧下さい。記事: 甲子園BOWL PJT 阿倉 智明(関西学生アメリカンフットボール連盟 常任理事)写真: 上から・駒沢陸上競技場 快晴・記者会見後も、個別取材が続く、小樽商科大 帰山監督、K#81岩崎・試合前練習風景