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Road to パナソニック電工杯 第64回甲子園ボウル MAINICHI KOSHIEN BOWL 大学「日本一」決定戦!!

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2009.11.22 関西

関西大が全勝優勝達成!悲願の甲子園ボウルまであと一つ。

1121_3.jpg 関西学生リーグ最終節。11月21日に神戸市王子スタジアムで行われた関西大学と甲南大学の試合は、立ち上がりからペースを掴んだ関西大が甲南大を圧倒。ファイナルスコア44-7で勝利し、最終戦の結果を待たずに関西大が7戦全勝で単独優勝を決め、11月29日に行われる西日本代表決定戦へと駒を進めた。
 この試合で勝利すれば、関西大は61年ぶりの甲子園ボウル出場が決定する。

 「日本一になるためには、最初の"1"が一番大切だと云ってきた」と関西大・磯和監督。関大のキックオフから始まった文字通り最初のプレー。ボールをキャッチした甲南大の選手に、関西大DB#8飾磨が渾身のハードヒット。たまらずファンブルしたボールをDB#34中谷が抑え、関西大が敵陣18ヤードからと絶好の得点機を得る。
 ここからの攻撃2プレー目で、エースRB#1藤森が快足を飛ばして16ヤードのTDラン(TFPキック成功)。試合開始からわずか56秒、関西大が7-0と先制する。

 これでペースを掴んだ関西大は、続く敵陣48ヤードからのシリーズを、RB#5播川、QB#14原口のランなどで連続ダウン更新すると、K#30小原の37ヤードFGに結びつけ、10-0とリードを奪う。
 さらに1Q終了間際には、RB#5播川、#1藤森らがロングゲインを重ね、ゴール前14ヤード。ここからRB#5播川がエンドゾーンに駆け込んでTD(TFPキック成功)。
 またDB#9砂川のパスインターセプトから掴んだチャンスも、RB#99楠田のランを軸に攻撃を進め、QB#14原口からTE#89青木のTDパスが決まって、24-0と突き放す(TFPキック成功)。前半終了間際にも、RB#1藤森が28ヤードを走りきってTD(TTFPキック成功)、前半だけで、31-0と試合の趨勢を決めてしまう。


 後半最初のシリーズ、関西大は自らのオフェンスを確かめるようなパス攻勢に出る。
 QB#14原口は、自陣39ヤードからの攻撃で、TE#89青木、WR#19堤、#12森田らに立て続けにパスを決め、敵陣31ヤードまで前進。最後はWR#17高原へTDパスが決まって、38-0とする(TFPキック成功)。

 甲南大も意地を見せる。自陣30ヤードの攻撃が4thダウンに追い込まれたところで、パントフェイクからのパスが決まってダウン更新。QB#11玉岡からRB#7仲野、WR#81宅和、#18大槻へのパス、1年生WR#3永吉のランなどで、連続ダウン更新して敵陣7ヤードまで攻め込むと、WR#3永吉が最後を走りきってTD(TFPキック成功)。7-38と一矢報いる。

 しかし甲南大の反撃もここまで。その後は関西大が2本のFGを決め、44-7としてリーグ最終戦を圧勝で終えた。

1121_2.jpg 「関学、立命に勝ったのだから、周囲からはもう負けないだろうと云われたが、チーム的には残り3試合は大変だった。全勝優勝できて本当に良かった」と、選手から"氷水シャワー"の洗礼受け、少し凍えそうな磯和監督。「今季は突出した選手もなく、全員で激しいプレーを心がけようと頑張った」と、全員での勝利を強調しながらも「今季の好結果は、"ミスター・カイザース"QB原口の成長のおかげ」と、関西大オフェンスを支え続けたエースQBの努力を褒め称えた。
 悲願の甲子園ボウルの舞台まであとひとつ。「気を引き締めて戦い、自分たちのプレーをやるだけ」と、指揮官に油断はない。

記事;畠中隆好(OfficeNEAR)




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