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2009.11.16 関西

<各地終盤戦展望記事vol.8>関西学生アメリカンフットボール連盟

■永遠のライバル戦、勝敗は如何に

 関西学生リーグDiv.1最終節。永遠のライバル戦、立命-関学がやってくる。今年は関大の同率優勝以上が決まり、6年連続で続いた優勝対決と様相は異なるがファンにとって楽しみな対決に変わりはない。

4S5A0619.jpg 前節で京大に劇的な逆転勝利を収めた関学。第4Q残り18秒でDB前川がFGを決めて逆転を許した関学。しかし、キックオフリターンとWR萬代のランで、ゴール前残り30ヤード付近まで迫り、ここでFGを選択。掲示板に示された残り時間は「2」。逆転を託されたのはK大西。
 「自信も不安もなかった。無心で蹴った」。ボールは33ヤード先のゴールに入り、FG成功。競技場全体が歓喜に湧き、ブザーが鳴った。関学は5勝1敗でかろうじて優勝路線にとどまった。
 この試合、WR萬代の活躍は大きい。前半から敵陣に切り込み、前進に成功。第4Q、接戦のなかQB加藤からのパスを受け取りTD成功。その後、2ポイントコンバージョンにも成功し、チームに貢献した。立命戦でもQB加藤とWR萬代のホットラインが機能すれば、勝利の道は開けるだろう。京大戦の勢いそのままに、宿敵立命にぶつかりにいきたい。

4S5A0918.jpg 一方で立命大。前節では神戸大に56-10で快勝。先制を許すも、すぐさま逆転。第5節の京大戦は無得点だった後半も、RB北川(瞬)の73ヤードTDなどで着実に加点。圧倒的な強さを見せつけた立命。脅威の赤豹は健在だ。5勝1敗で関学と同成績で直接対決となる。第5節から戻って来た昨季のライスボウルMVP、QB松田(大)にも大きく期待がかかる。TB高野橋、TB北川(瞬)、WR宜本などを中心にパスとランを使い分けた攻めで、関学のディフェンス陣を翻弄するだろう。





■61年ぶりのリーグ優勝、関大の大躍進

4S5A1094.jpg 最終節1試合を残して同率優勝以上が確定した関大。会場全体が拍手喝さいの中、関大は61年ぶりVを成し遂げた。
 「優勝できたのは選手とコーチの頑張りに尽きる」と磯和監督は話す。
 試合は試合開始早々にWR森田のTDで先制。第2QにはRB藤森の88ヤードパントリターンTDなどで勢いをつけ、相手を圧倒。
 守備でも強靱なDLが威力を発揮。相手に前進を許さず、完封勝利を収めた。
 昨年と比べ、絶対的エースがいない状態から始まった今年のチーム。しかし、「頑張ったら、試合に出られるという思いが皆にあった」と大舘が言うように、チームは練習前と後に、個人練習を設けてそれぞれの士気を高めた。

 「日本一になるまで走っていきたい」と磯和監督はさらなる目標を掲げた。残るはリーグ最終戦の甲南大戦と西日本代表決定戦。まずはリーグ全勝を決めて西日本代表決定戦に弾みをつけたい。関大が「聖地」に足を踏み入れるまで、あともう少しだ。


■入替戦出場回避へ。
京大-神戸大、どちらに軍配が上がるか。

 1勝5敗で現在7位の京大と、1勝4敗1分で現在6位の神戸大が対戦する。負けたチームが入替戦出場を余儀なくされる。京大が負けた場合、創部初の入替戦となる。
 昨年、3位で15年ぶりの勝ち越しを見せた神戸大に昨年4位の伝統校・京大。今年は両チームとも開幕から調子が振るわなかった。
 リーグ後半になっても、悪い流れは払しょくできなかった。けがで試合に出られない時もあった京大のWR中村。勝負所でのQB桐原とのコンビの活躍を期待する。
 神戸大は球際の強さをもつWR大園の勝負強さに注目したい。


記事/大喜多理沙(UNN関西学生報道連盟
撮影/稲垣祐希(UNN関西学生報道連盟
編集/畠中隆好(Office NEAR)




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