「 平和台ボウル観戦 」11月8日(日)14時キックオフ愛媛大学BOMBERS(中四国学生リーグ優勝校 3年振り10回目)VS九州大学PALOOKAS(九州学生リーグ優勝校 2年振り13回目) 両チーム共に今年度のリーグ戦を全勝で勝ち進み、初の甲子園ボウルを目指すという圧力とほぼ満席の観客を前にして、緊張は頂点の中で試合は始まった。 みんなカチカチという状態での試合は、1Q 九州大の1STドライブでは4分43秒を使いFGを狙うものの愛媛大DEFはこれをブロック、そして愛媛大のモメンタムをもっての1STドライブも5分41秒を使うものの得点には結びつかず、1Qは共に無得点にて終了。 2Q 九州大の2NDシリーズはパントで終わり、愛媛大の2NDシリーズではいきなり、九州大DBが愛媛大QB谷本のパスをINT、しかし、このチャンスでは九州大の攻撃は進むことなく、パントへ。試合が動いたのはこの後の愛媛大3RDシリーズ、自陣深くからの4thダウンでのパントの場面、九州大DEFのラッシュが早く、見事にブロックそして九州大がセーフティーの2点を奪い、九州大学がモメンタムを引きつけたかと思えたが、その後の前半は一進一退となり、2-0でのスコアで終了。 後半も両ディフェンスが奮闘の中、3Qに九州大学がFGを決め追加点3点をあげ、5-0とした。その後も互いにファーストダウンを連続して取ることが出来ないまま、最終4Qに入り、試合の流れが九州大学に傾きかけた残り時間3分19秒に転機が訪れた、愛媛大学DEFが九州大学パントをブロックし、これを#76古澤がリターンし敵陣前へ。この好機を愛媛大学QB#16谷本からWR#8坂上へパスを決め、TFPも決まり5-7と逆転。その後は、九州大学の最後の攻撃も断ち愛媛大学が次ぎのステップへ進んだ。 試合を通じて、両チーム互いに持ち味を出し、観客にも緊張感を与え、恐らくプレイヤー達もこの試合の中で成長しているように感じられる好試合であった。そして改めてキッキングの重要性も感じた。 愛媛大学プレイヤー44人が、甲子園ボウル出場までには、まだ2つのステップを上がる必要がある。次の試合は、甲子園に出ることを目標とするチームとの戦いになるが、その後の西日本学生代表決定戦では、甲子園で勝つことを目標とするチームとの戦いになる。肉体的にも精神的にも、より成長することが求められるが、諦めなければ道は開かれる。今回の甲子園ボウルの変革と同じです。「 CHANGE & GAIN 」(写真)記者に囲まれる愛媛大Q
(写真)バルーンはどこに行っても、大人気! 記事/甲子園BOWL PJT 阿倉 智明(関西学生アメリカンフットボール連盟 常任理事)