全日本大学アメリカンフットボール選手権

パナソニック電工杯 第64回毎日甲子園ボウルオフィシャルサイト

Road to パナソニック電工杯 第64回甲子園ボウル MAINICHI KOSHIEN BOWL 大学「日本一」決定戦!!

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2009.12.10 大会情報

【試合直前情報】甲子園ボウルの見どころをアップしました!!


 生まれかわって3年ぶりに聖地・阪神甲子園球場へと帰ってきた「新生」甲子園ボウル。今季はこれまでの東西大学王座決定戦から、全日本大学選手権へと大きなシステム変更が行なわれた。全国8地区連盟の9代表校(関東は2校)がトーナメントを戦い、その決勝戦が「パナソニック電工杯毎日甲子園ボウル」と位置づけられ、これにより全国の大学アメリカンフットボール部に全国制覇への道が開かれた。
 新体制となった第64回大会。記念すべき初代全国覇者への階段を駆け上がってきたのは、東日本代表の法政大学トマホークス(関東学生リーグAブロック優勝)と西日本代表の関西大学カイザース(関西学生リーグDiv.Ⅰ優勝)。12月13日、いよいよ最終決戦を迎える。

housei.jpg 2年連続16回目の出場となる法政大は、ここ18年の間に8年連続を含む15回の出場を果たし、地元関西のファンにとっても、鮮やかなオレンジのユニフォームはすっかり馴染み深いものとなった。今季からは濃いブルーのジャージも採用、「青は冷静、どんな状況でも落ち着いて自分たちのフットボールをするという意味」(主将DL#33徳田)と、長年に渡り激戦の関東を制してきた誇りの証だ。

 法政大攻撃の武器は、今季は最終学年を迎え"ウナギ"の走りにますます磨きのかかったRB#29原と、関東学生リーグMVPのWR#81栗原。この地と空、両面にスーパーアスリートを備えた高得点オフェンス陣を、関西大ディフェンス陣がいかに凌げるか、試合のポイントはまずここだろう。
 関西大の守備は、DL#90重近を軸にした力強いフロント陣が魅力。関西学生リーグ屈指の攻撃力を持つ関学大、立命大との戦いで、いずれも1本のTDに抑えた実力は本物。法政大OL陣にうち勝ち、激しいプレッシャーを2年生QB#4山口かけて、プレーが成立する前になんとか粉砕したい。
 「点の取り合いになるとうちは厳しいだろう。関学戦の得点に(関大17-13関学)、もう1本ずつTD。そのぐらいの得点で勝負できれば勝機はある」(関西大・磯和監督)。

kandai.jpg 関西大の攻撃は、この秋いきなり開花したRB#1藤森に注目。「春は全く印象になかった1番のRBがすごい」と、法政大の主将・徳田も警戒するランナーだ。
 この藤森に「パスも投げるRB」と磯和監督が例えるアスリートQBの#14原口。この2人を中心としたグランドアタックで活路を開く。あとは立命大との全勝決戦で見せたような高い集中力をWR陣が発揮すれば、多彩な攻撃が可能となる。
 エース級のメンバーを卒業で失い、再建色の強かった法政大守備陣だが、リーグ終盤になるほど全体の集まりが速くなり、力を増してきている。明治大のRB#33喜代吉や早稲田のRB#30末吉といった関東学生リーグを代表するスーパーRB達をきっちりと止めてきた。この勢いで、関西大の誇るラン攻撃を封じ込めれば、その先に勝利が見えてくる。

 関西大の不安要素は「15分Qを戦ったことがない」(磯和監督)こと。逆に「(甲子園ボウルの)アウェイ感の中で勝つのが面白い」と徳田。この甲子園ボウルの舞台を知るものこそが語れる言葉だ。
 甲子園ボウルを知る法政大が優位なのは否めない。しかし関西学生リーグを62年ぶりに全勝で勝ち上がった関西大は「非常にいい流れを呼び込んでくる力を持っている」(法政大・青木監督)。

 戦後、同志社と慶應大の定期戦復活の気運から始まった甲子園ボウル。第2回大会から初めて東西対抗試合となったとき、関西から名乗りを挙げたのが関西大だった。奇しくも全日本大学選手権となった今季、関西大が西日本代表となった。
 「うちは初物好きだったのですね」と、磯和監督が屈託なく笑った。


記事;畠中隆好(OfficeNEAR)
写真;スポーツ法政新聞会 http://blog.nikkansports.com/user/hosei/  P-TALK http://www.p-talk.jp/




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