全日本大学アメリカンフットボール選手権 |
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関西学生リーグ -関西大が2年連続の優勝を決める- |
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関西学生アメリカンフットボールリーグ第6節が11月14日、西京極陸上競技場で行われた。 全勝対決となった関西大-立命館は関西大が17-15で勝利。この結果、全勝は関西大のみになり、最終節を残して同率以上での優勝が確定、2年連続6回目の優勝を決めた。 なお関学大は同志社に45-0で完封勝利、1敗を維持した。
「シナリオ通り」と話す関西大の板井ヘッドコーチの表情には王者の風格さえ漂わせた。中盤、リードを許しても慌てなかった。 立命館の強力なDLに対して、「(エースRBの)藤森がベストの状態でもランは出ない」(板井ヘッドコーチ)と、パスを中心とした攻撃に変えたことが功を奏した。ショットガン隊形からSB(スロットバック)を多用した早いタイミングのパッシングオフェンス。社会人Xリーグの強豪チームがしばしば見せるこの攻撃パターンがズバリはまった。 「投げたら絶対通るような気がした」と、胸を張ったQB池井の言葉通り、四方に散ったレシーバー陣が相手DB陣のカバーをすり抜け、次々とパスをキャッチ。WR青木、高崎のTDパスに繋がった。 「別に点を取られてもいい」(板井ヘッドコーチ)と開き直りも勝利を引き寄せた。力で押し切られ2TDを奪われたが、FGやTFPを防ぐなど、キックカバーチームの粘りで対抗。結果的にTFPの2点差で逃げ切った。
ただ、甲子園ボウルへの扉はまだ開かれていない。最終節の11月28日に、春季は惜敗した関学大に勝たなければ、1敗で3チームが並ぶ可能性もある。板井ヘッドコーチは「三つ巴になるつもりでいく。関学大は完成度が高いし、そううまくはいかない」と、警戒を強める。 同じく春季に完敗した立命館には秋季リーグでリベンジ。関学大に対しても成長をみせたいところだ。単独での優勝、そして2年連続の大学日本一へ。戦いはまだまだ終わらない。
自力での優勝が消滅した立命館。前節に宿敵・関学大に勝ったことで気の緩みがあったわけではないだろう。「まだ終わったわけではない」と、繰り返していただけに手痛い敗戦となった。 主将LB佐藤は「勝負どころで決めたのが関大。決められなかったのが立命」と肩を落とした。同率での優勝、そして甲子園ボウル出場への道は、関西大と関学大の結果次第。「この負けを受け止めて、次の同志社戦をどれだけ前向きにプレーできるか」と佐藤。わずかな可能性にかけるため、勝つしかない。
記事/阪西直登(UNN関西学生報道連盟) 撮影/江田慎平(UNN関西学生報道連盟) 編集/畠中隆好(Office NEAR)
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