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Road to パナソニック電工杯 第64回甲子園ボウル MAINICHI KOSHIEN BOWL 大学「日本一」決定戦!!

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2010.11.30 関西

関西学生リーグは3校同率優勝。 西日本代表決定の激戦はこれから!

関西学生リーグ最終戦
<関西大10-27関学大>

 1128_1.jpg11月28日(日)、神戸ユニバー記念競技場で行われた関西学生リーグの最終戦。ここまで6戦全勝ですでに優勝を決めている関西大学カイザースと、立命大に破れ5勝1敗で自力優勝の為には勝利するしかない関西学院大学ファイターズの対戦は、関学大が27-10で勝利して関西大の単独優勝に待ったをかけた。
 この結果、6勝1敗で関西大、関学大、立命大が並んで1996年以来(京都大、立命大、関学大)の2度目となる3校同率優勝が決まり、関西学生リーグは全日程が終了した。

 「毎プレー全力でやれたと思う。特にディフェンス陣がチームに気持ちを入れてくれた」と、関学大の鳥内監督。主将DL#52平澤を軸とした関学守備陣は、関西大攻撃に対し前半は一度もダウン更新を許さない鉄壁ぶりを発揮した。

 関学大は2度目の攻撃シリーズで、WR#86春日への15ヤードパス成功をきっかけにドライブ開始。この日、大活躍のRB#7松岡(ATT14-75Yds-2TD)のランで敵陣12ヤードまで陣地を進めると、RB#31尾嶋のランでゴール前1ヤード。最後はRB松岡が飛び込んでTD。先制に成功する。

 さらに関学大は前半残り2分57秒からの攻撃シリーズでも、RB松岡への35ヤードパスで敵陣にはいると、QB#6加藤からRB#39稲村へのパス、WR春日へのパスが立て続けに決まり、ゴール前3ヤードとすると、再びRB松岡が右オフタックルから右へ大きく展開してTD。14-0で前半を折り返した。

 勢いに乗った関学大は、後半最初のシリーズでもRB松岡のラン、QB加藤からWR#84松田へのパスで敵陣13ヤードへと攻め込むと、TDには至らなかったものの、K#3大西が28ヤードFGを成功させ、17-0とリードを広げる。

 関西大も反撃する。3Q81128_2.jpg分49秒、関学大のファンブルをLB#49白滝がリカバーしたチャンスから、QB#7池井のキーププレーが決まり41ヤードのロングゲイン。敵陣23ヤードからRB#39前田のランでダウンを一つ更新すると、Qタイムを挟んでK#6吉野の24ヤードFGに繋ぎ3-17とする。

 続く関学大の攻撃。WR春日、RB#47兵田へのパスなどで敵陣27ヤードへと進攻し、FGを成功させるものの、味方にホールディングの反則があってFGは取り消し。パントで攻撃権を明け渡した。
 しかし次の関西大攻撃で、DB#8吉元がパスインターセプトからそのままTD。攻撃のミスをディフェンス陣が力づくで奪い返す。

 関西大も地力を見せる。自陣25ヤードからQB池井が、WR#19堤、WR#16岡への連続パスを成功させ、一気にゴール前9ヤード。最後もWR岡へのパスが決まってTD。10-24と追いすがる。

 しかし関西大の反撃もここまで。この後、関学大が1本のFGを追加し、最後はDB吉元が2回目のインターセプトを奪って試合に決着をつけた。

 この日新調のユニフォームで挑んだ関学大。「昨年、関大にやられてからこの日のために準備した」と話す鳥内監督。「もっとやられるかと思ったが、あまり大きなミスもなくよく踏ん張った」と選手を称えながらも「向こう(関西大)にも大きなミスがなかった」と警戒心を高める。「甲子園ボウルに出てこそ優勝」と、ここから始まる連戦に備え気合いを入れる。

 関西学生リーグが3校同率優勝となったため西日本代表決定戦は、抽選の結果、12月4日(土)に関西大と関学大(長居陸上競技場/12:00)、12月5日(日)に立命大と東海地区代表の南山大が対戦し(王子スタジアム/14:00)、その勝者同士が12月13日(月)に決勝となる(京セラドーム大阪/19:00)。

 関西大の板井ヘッドコーチは「今日は実力通りの点差。今日の試合をビデオで振り返って対策を考えていく」と、来るべき関学大との再戦の備える。「チームとしては本気の関学大ともう一度ゲームが出来るのは、たいへん光栄なこと。楽しみにしている」と、落ち着いた表情で話していた。

 また、今日の結果で自力での甲子園ボウル出場の道が開けた立命大の米倉ヘッドコーチは「ここから毎日が勝負。南山大とは春に対戦しているが(立命34-0南山)早急に準備をはじめたい」と、こちらも風雲急を告げる。

 12月19日の甲子園ボウルのその日まで、ここから毎週がマッチデイ。目の離せない日々が続く。

記事;畠中隆好(OfficeNEAR)
写真;正本雄一・松本尚也(UNN関西学生報道連盟)



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