全日本大学アメリカンフットボール選手権 |
パナソニック電工杯 第65回毎日甲子園ボウルオフィシャルサイト |
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東日本代表校決定戦「クラッシュボウル」 早稲田が法政に完勝! 8年ぶりの甲子園ボウル出場を決める |
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今年のクラッシュボウルは昨年と同じ法政大と早稲田の顔合わせとなった。昨年の関東王者法政大に1000ヤードラッシャー末吉を擁する早稲田がいかにしで挑むかに注目が集まった。 序盤は法政大が先制するがRB末吉のランを中心に早稲田がモメンタムを掴むと、丁寧なプレーでボールコントロールオフェンスを展開。守備も粘り強いタックルで法政大の反撃を封じこめ、38−28のスコアで早稲田が見事8年ぶりに甲子園への切符を掴んだ。
試合は法政大のレシーブで開始。法政大はQB高島のパスで着実に1stダウンを更新し、敵陣に攻め込むと、最後はエースRB堀がオプッションピッチを受けエンドゾーンへ飛び込み先制TDを決める。(法7-0早) 一方の早稲田は先発QBに広野を起用し、外へのショートパスとRB末吉の突破でゲインを続ける。このシリーズでは4thダウンギャンブルを成功させるが、TDにはつなげられず、K原が26ヤードのFGを決め得点をあげた。(法7-3早)
その後は早稲田の守備がブリッツを多用し、法政大QBに積極的なラッシュを仕掛ける。この選択がうまくはまり、徐々に法政大の攻撃が止まり始める。 するとそのリズムを早稲田の攻撃陣が掴み始め、RB末吉を中心とした地上戦で、早稲田大が連続ダウン更新、最後はRB末吉のスイープで逆転TDランに成功した。(法7-10早)
2Q中盤には法政大が反撃を開始。QB高島からWR松永へのパスを中心に攻撃を展開する。ランをパスのバランスアタックで、早稲田守備の包囲網をかいくぐり、7分57秒に再逆転となるTDランをRB堀が成功させた。(法14-10早) 続く守備シリーズでも法政大はDL薮のQBサックなどで早稲田の攻撃をこの試合初めてパントに追い込み、法政大がモメンタムを掴みかけた。
しかし迎えた法政大の攻撃シリーズ。QB高島のキーププレーなど敵陣深くまで攻め込んだが、パスプレーの際に早稲田LB福永がインターセプトを決めて攻撃権を奪還すると、続く早稲田の攻撃ではRB末吉が中央付近を駆け抜けロングゲイン。QB広野のTDパスが決まって再逆転。前半を早稲田リードで折り返した。(法14-17早)
3Qになっても早稲田の勢いは止まらない。早稲田レシーブで開始したシリーズでは前半同様に左右へ法政大を振り回し、RB末吉のランという展開がはまり、5分12秒にQB広野のスニークで追加点を挙げる。(14-24) 「2Q終盤のインターセプトからのTD、そして3Q最初のシリーズと連続してTDをとれたのがとても大きかった」と、早稲田の朝倉監督。早稲田が試合のペースをがっちりと掴んだプレーだった。早稲田守備も法政大にパスを決められるが、粘り強いタックルでランアフターキャッチを許さず、ビッグプレーを決めさせない。
そして最終4Q。4分32秒にはRB大野の3ヤードTDランで、早稲田がさらに突き放し、勝負あったかに見えた。(法14-31早) しかし法政大もここから粘りを見せる。ここまで早稲田に圧倒されていた守備陣だったが、DL新井がパスインターセプト。ここで得たシリーズではRB堀が中央を抜けるロングゲインを成功し、最後はQB高島がオプションキープで8ヤードを走り、反撃のTDを奪う。(法21-31早) 法政大は、次の攻撃シリーズでも敵陣まで攻め込むが、ここはTDに至らずFGトライも失敗となる。
続く早稲田の攻撃シリーズ。最初のプレーでRB末吉が70ヤードを一気に走り、エンドゾーンまで駆け抜け、法政大の反撃ムードを封じ込める大きな追加点を挙げた。(法21-38早)
直後のレシーブで、法政大はKR宮本がキックオフリターンTDで追いすがり、さらに続くキックオフでもオンサイドキックを決めるが、追撃もここまで。(法28-38早) 最後は法政大の4thダウンギャンブルを早稲田DL鎌田が、QBサックに仕留め試合終了。38-28のスコアで早稲田大が勝利を収めた。
記事と写真/早坂茂(スポーツ法政OB) 編集/畠中隆好(officeNEAR)
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