全日本大学アメリカンフットボール選手権

パナソニック電工杯 第65回毎日甲子園ボウルオフィシャルサイト

Road to パナソニック電工杯 第64回甲子園ボウル MAINICHI KOSHIEN BOWL 大学「日本一」決定戦!!

ニュース

2010.12.18 大会情報

直前見所〜早稲田大学-立命館大学 「勝敗の鍵はファンダメンタルの徹底か?」

8年ぶりの対戦となった早稲田大学ビッグベアーズと立命館大学パンサーズ。早稲田大は法政大、立命大は関西大と、昨年の東西王者を直接対決で打ち破って、甲子園行きを決めた。

今年の甲子園ボウルはエンジにマルーン、と非常に似たスクールカラーのチーム同士の対戦となった。そして奇しくもお互いのチームの強みも似通っている。

 

 早稲田大は1000ヤードランナーRB末吉(智)、立命大は関西学生リーディングラッシャーRB高野橋、そしてプレーオフでも大活躍したアスリートQB谷口と、両チームともに攻撃は好ランナーを活かしたラン攻撃を核としている。

さらにどちらもランナーの個人技による突破だけではなく、OLを含めたユニットとしてのラン攻撃に強みを持っている点も興味深い。

 

ida.jpgのサムネール画像

一方守備に関しては、両チームは少し違いがある。どちらのチームも正確なタックルなど基本を重視した面は似ているものの、早稲田大はLB井田、関東学生リーグインターセプト王のDB坂梨ら、運動量に優れた選手を中心としてスピードと判断力を活かした守備網、立命大は看板の重量守備ラインで、力強いラッシュのパワーを活かした守備網を敷いている。

 

 ではどのような点が勝敗を分けることになるだろうか。確実に言えることは早稲田大、立命大ともに、守備陣がラン攻撃を完璧に封じ込めるのは困難だということだ。

ラン攻撃対策に関しては、LOSを突破されてもセカンドエフォートを許さないなど、LB、DBが鋭いタックルを徹底して、どれだけ傷口を浅くすることができるか。

 立命大なら主将LB佐藤、DB海島あたりがキーマンとなりそうだ。

 


sato.jpgのサムネール画像

 そうして守備が機能し、ランでのボールコントロールが困難になると、今度はラン攻撃以外のプレーが重要になってくる。

ランを出す為にLBのブリッツで出来たスペースにショート、ミドルのパスを丁寧に通し、相手守備の出足を封じていくプレーが攻撃面での鍵となる。

また両チームともにランプレーに比べ、パスプレーには若干の不安も抱えており、インターセプトなどターンオーバーに繋がるプレーは絶対に避けたいところだ。

 

さらに甲子園ボウルは1Q15分ということもあり、サイドラインの選手層の厚さも重要になる。単純な選手層では立命大が上回るものの、1213日(月)に、関西大とのプレーオフを終えたばかりの試合となるため、選手の疲労を考慮すると、コンディションはお互い五分といえる。

 

「基本的なことをしっかりする」(立命大)、「チームが強くなる場所はミーティングルーム、ウェイトトレーニング場、グラウンドの3つだけ」(早稲田大)というファンダメンタルを重視したテーマで1年間プレーしてきた両チーム。

信念を貫き、日本一の栄冠を勝ち取るのは、果たしてどちらのチームか!

 

記事/早坂茂(スポーツ法政OB)

写真/早稲田スポーツ新聞会

UNN関西学生報道連盟

編集/畠中隆好(OfficeNEAR





カテゴリー

北海道学生アメリカンフットボール連盟
東北学生アメリカンフットボール連盟
関東学生アメリカンフットボール連盟
東海学生アメリカンフットボール連盟
北陸学生アメリカンフットボール連盟
関西学生アメリカンフットボール連盟
中四国学生アメリカンフットボール連盟
九州学生アメリカンフットボール連盟
大会情報
トピックス
English








ニュース一覧へ戻る