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大会情報 2012.07.07

プレーバック66回大会〜青き戦士達が史上最多の甲子園制覇〜

青き戦士達が4年ぶり史上最多24回目の甲子園ボウル制覇を果たした。


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関学大のレシーブで始まったこの試合。いきなり日本大のディフェンスにQB畑が苦しめられる。相手DLの素早い動きに対応で きず、3rdダウンからQBサックを食らい、8ヤードロスを奪われる。出鼻をくじかれた格好になった関学大は、K大西のパントでこのシリーズを終える。


自陣29ヤード付近から始まった2度目の攻撃シリーズでは、RB望月が中央を突破する力強いランを見せ、ダウン更新するもディレイオブゲーム、交代違反とミスが重なってリズムを作れず、このシリーズもパントで終える。


この間に奮闘したのがディフェンス陣だ。副将DL長島を軸にしたフロント陣が強力な壁となり、LB坂本やDB香山のタックルでロスを奪うなど、日本大オフェンスに仕事をさせず、オフェンスの奮起を待つ。

オフェンス陣がこの期待に応える。QB畑からホットラインWR和田へのロングパスで敵陣12ヤードまで攻め込むと、RB望月が一度相手に捕まりかけるも力で振りほどき、強引にエンドゾーンへ。先制に成功し、7-0で第1Qを終える。


第2Qでは、K大西が蹴り上げた絶妙のパントを相手のリターナーがマフ。ゴール前2ヤードからの攻撃となると、主将RB松岡がきっちり押し込みTDを挙げる。

日本大にFGでの得点を与えるものの、第2Q終了間際には、K大西が28ヤードのFGを決め返し、17-3で前半を折り返す。


3Qに入ると、両校のオフェンスがパントを繰り返す。その中で再び光ったのが関学大のディフェンス陣。ロスタックルを連発し、DB池田がインターセプトを奪う。

後半は、パス中心に切り替えた日本大QB安藤に対し、DL朝倉が第1Qのお返しとばかりにQBサック。終盤ノーハドルで追いすがる日本大オフェンスにモメンタムを与えない。

KG_2.jpg

第4Q終盤には、ゴール前2ヤードからRB松岡へのTDパスでダメを押し。そのまま関学大が勝利した。

関学大の青に埋め尽くされた甲子園の一塁側アルプススタンドが、大きな歓声に包まれた。


終始リードを保った展開で、相手にモメンタムを与えなかった関学大。勝利に大きく貢献したのが今年度最優秀選手(ミルズ杯)に輝いたK/P大西のキックだ。

終始安定したキックを見せ、パントキックを相手陣奥へ蹴り込み、常に優位なフィールドポ ジションでゲームを進めた。


今年の学生王者に輝いた関学大は、1月3日に行われる第65回ライスボウルで社会人王者のオービックシーガルズと対戦する。


記事;小塚雄(UNN関西学生報道連盟)
編集;畠中隆好(OfficeNEAR/甲子園ボウルPJT
写真;佐野翔(UNN関西学生報道連盟)

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