2021年12月19日(日)阪神甲子園球場にて、第76回毎日甲子園ボウルが開催された。東日本代表校 法政大学 ORANGEと西日本代表校 関西学院大学 FIGHTERSが学生日本一をかけて対戦した。
前半、関西学院大学が試合を優位に進める。キックオフされたボールをR#9 河原林佑太(3年)が25ydリターンし敵陣46ydからの攻撃とすると、RB#26 前田公昭(4年)のランなどでゴール前へ。ピッチを受けたRB#27 齋藤陸(4年)が左サイドを駆け上がりTD。開始1分半で先制点をあげる。
法政大学LB#5 本田瑛寛(4年)にインターセプトを喫する場面もあったが、QB#15 鎌田陽大(2年)からWR#83 鳩谷光(4年)への25ydパス、WR#9 河原林への55ydパスなどでそれぞれチャンスメイク。K#16 永井祥太郎(4年)が29ydと30ydのFGをきっちり決めて3点ずつの計6点を追加した。0-13で試合を折り返す。
後半最初のシリーズで法政大学が会場を沸かせる。RB#1 星野凌太朗(3年)が相手を抜き去る42ydのランでTD、キック成功で7点を返した。直後のディフェンスではDB#7 清野諒(4年)がインターセプト。このまま法政大学反撃の流れになるかと思われたが、FG失敗で追加点に繋げることは出来なかった。
一方関西学院大学は、第3QにWR#7 前島仁(2年)が68ydを駆け抜けるTDを披露、K#16 永田の43ydFGも決まった。第4Qには、K#16 永田の24ydFG、QB#15 鎌田からボールを受けたRB#27 齋藤のTD、QB#15 鎌田からWR#4 鈴木崇与(2年)へのTDパス、最後はQB#18 平尾渉太(4年)のダメ押しのTDランで追加点を重ねた。
法政大学は各所で光を放つプレーもあったが、三連覇中の王者の壁が厚く阻んだ。試合を終えて7-47、関西学院大が四年連続の甲子園ボウル勝利を果たし、学生日本一の座を掴んだ。
試合後、法政大学の有澤ヘッドコーチは、「結果的には完敗。関西学院大学はタフで、想像していたより強かった。チームとしてはリーグ戦で日本大学に勝って以降どんどんチーム力を上げ、よく頑張ってくれた。まずはフィジカルアップをして、(ここから)一年かけてレベルを上げてタフなチームを作っていきたい。」と話した。
関西学院大学の大村監督は、「ディフェンスは過去3~4試合の中で一番よかった。今年の4年生は主将の青木(DL#95)を中心に、本当に成長してくれた。(強さの要因として、)しんどい時の4年生の踏ん張りが他のチームに勝っていたのかも。最後は4年生全員が出ることが出来てよかった。」と語った。
記事:高田妃菜(KCAFLオフィシャル)
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