日本のフットボールに多大なる影響を与え、甲子園ボウルの父とも称されるチャック・ミルズ氏の功績と友情に感謝し、ここに会場で紹介した映像と朗読した追悼文を掲載します。
以下、試合会場で朗読したチャック・ミルズ氏への追悼文です。
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甲子園ボウルの父とも称されるチャック・ミルズ氏が今年1月18日にその92年の生涯を終えました。
1969年、米軍フットボールチーム指導のために来日していたミルズ氏が、関西協会のメンバーと出会ったことがきっかけとなり、1971年にミルズ氏がヘッドコーチを務めていた当時全米25位に入る強豪、ユタ州立大学が来日、日本代表と試合をしたのは画期的な出来事でした。
その後もミルズ氏は、本場のフットボールや、トレーニングを学びたいという関係者の熱意を受け止め、フットボール留学を受け入れ、また彼自身も毎年のように来日して積極的にクリニックを行い、テーピングやスポーツドリンクの効用、メンタルトレーニングの重要性など、アメリカの最新スポーツ科学が氏を通じて日本のフットボール界にインストールされたのです。
日本の学生アメリカンフットボールで、1年間を通じ、最も活躍した選手に贈られる年間最優秀選手、ミルズ杯はこうした氏の功績を讃えて制定されたものです。
ミルズ氏はわたしたちにフットボールは“discipline(ディシプリン)”のスポーツ、サムライの精神と同じである、日本にフットボールの神髄となる「こころ」を伝えてくれた功労者なのです。
皆様、ビジョンのミルズ氏に向かってご起立、盛大な拍手で故人を偲びましょう。
ありがとう コーチミルズ ありがとう
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