2022年12月18日(日) 阪神甲子園球場にて、全日本大学アメリカンフットボール選手権決勝 第77回毎日甲子園ボウルが行われ、関西学院大学と早稲田大学が対戦。34-17で関西学院大が勝利し、学生日本一の座を掴んだ。
第1Q、両校ともにディフェンスが粘り強さをみせ、一進一退を繰り返す。
早稲田大は第1Q終盤に敵陣に攻め込むと、続く第2Q、RB#7 萩原奎樹(4年)の25ydランなどでG前2ydへ。先制するかと思われたが、関西学院大 DB#33 山村翔馬(3年)にエンドゾーン内でインターセプトされ好機を逃す。
関西学院大は第2QにK#6 福井柊羽(4年)のFG 2本で6点を獲得。早稲田大もK#36 曽木聡(3年)がFGを1本決めて6-3でゲームを折り返す。
後半、関西学院大はQBを#15 鎌田陽大(3年)に変えると、パスとランを織り混ぜオフェンスが勢いづく。RB#34 伊丹翔栄(2年)と#7 前島仁(3年)のランでそれぞれTDを獲得。20-3と突き放す。
追う早稲田大は第4Q、QB#2 石原勇志(4年)からWR#8 佐久間優毅(4年)への45ydパスで一気に前進すると、RB#25 花宮圭一郎(3年)のランでTD。このまま点差を縮めたいところだったが、再び関西学院大RB#7 前島にランでボールを持ち込まれTDを見舞われる。27-10。
その後、早稲田大も再びRB#25 花宮のランでTDを決めて27-17とするも、関西学院大はRB#7 前島のランでダメ押しのTD。
34-17で関西学院大が勝利した。
試合後、早稲田大の髙岡監督は「前回(2018年)の対戦時は10点差、今日が17点差。また少し差を開けられてしまった。球際など厳しいところで関西学院大が1枚上手だった。」と振り返った。
一方、関西学院大の大村監督は「前半はバタバタしたがディフェンスが踏ん張ってくれた。後半はオフェンスもテンポよく進み、今季のビッグゲームの中で一番いい試合が出来た。」と話した。また、「今年は若いチームだったので、来年も戦力はほぼ落ちない。普通にすればより強いチームになれるはず。」と来季への期待を込めて締めた。
記事:高田妃菜(KCAFLオフシャル)