パナソニック電工杯 第63回毎日甲子園ボウル in NAGAI

ニュース 開催概要 関東代表 関西代表 中学生招待試合
Top > ニュース

ニュース

ニュース トピックス

2008.12.01

立命館大学 3年ぶり8回目のリーグ優勝!


 2008年関西学生リーグ最終日、場所は神戸ユニバー記念競技場。ともに全勝で臨んだ立命館大学パンサーズと関西学院大学ファイターズの対決は、第1Qに先制点を挙げた立命館が一時は3点差に詰め寄られるも、第3Qに再びリードを広げ、17-7で勝利。
 立命館は3年ぶり8回目のリーグ優勝を果たし、7回目の甲子園ボウル出場権を手にした。

matumori1-thumb-240x160-32-thumb-240x160-33[2].jpg 先手を立命館が取り、試合は始まった。
 自陣33ヤードからの最初の攻撃シリーズ。エースQB松田(大)が、RB松森のラン、TE森やWR宜本へのパスを駆使して着実にダウンを連続更新。
 開始2分3秒。敵陣39ヤードから「俺が後輩を甲子園、ライスに連れて行く」と、宣言していたRB松森が、ショットガン隊形からダイレクトスナップを受け、味方のブロックを生かして右オープンを走りきり、TDを決めた。(TFPキック成功/立命館7-0)。

 追う展開となった関学、最初の攻撃シリーズは、自陣20ヤードから。
 これまでパスレイティング1位のエースQB加納が先発したが、RB稲毛がLB海島のタックルを受けゲインなし。WR柴田へのパスは失敗し、リーグ戦初出場となる1年生のRB松岡が8ヤードのランをするも、パントに終わった。

 立命館は自陣29ヤードからの2回目の攻撃シリーズでも、パスとランを織り交ぜたバランスアタックで敵陣15ヤードまで侵入した。
 だが、ここから関学ディフェンス陣が奮起する。RB西田が中央をつくも、DL平澤の激しいタックルで5ヤードロス。WR呉田へのパスも失敗し、RB西田が中央突破を試みるも、再びDL平澤のタックルで4ヤードロス。それでもここはK砂原が、41ヤードのFGを成功させ、第1Qで10点差をつけた。(立命館10-0)。

kgtd-thumb-240x160-38-thumb-240x160-39[2].jpg 第2Qは、敵陣14ヤードから関学の3rdダウンで始まった。WR中井へのパスは失敗し、K大西がFGを狙うが失敗。攻守交替となったが、直後の立命館オフェンスを関学はディフェンス陣が止め、パントに追い込む。  
 続く自陣47ヤードからの攻撃シリーズで、関学はQB加納がスクランブルから中央を走るとき、LB相馬のタックルを受けて負傷退場。絶対的司令塔を失ったが、パスに定評のあるQB加藤と、俊足のQB浅海が交代でプレーし、WR中井へのパスやRB松岡のランなどで直実にゲインする。
 最後は、QB浅海がスクランブルから中央を走りぬき反撃のTDを挙げた。(TFPキック成功/関学7-10)

 その後、立命館は敵陣30ヤードまで進むも、K砂原がFGを外す。
 関学は、QB加納が復帰。敵陣19ヤードまで攻めるが、ここまで安定したキック力を発揮していたK大西が、2本目のFGをまさかの失敗。前半は立命館が3点のリードで終えた。

 後半、関学は自陣29ヤードからWR太田へのパスやRB松岡、RB河原のランで敵陣39ヤードまで前進。 
 ここで、QB加納からエンドゾーン内へ抜け出したWR柴田へ「この試合のために準備した」というTDパスを狙うも不成功。惜しくも逆転はならず。結局、パントに終わった。

 直後の立命館。RB松森がいきなり中央を抜けて77ヤードを独走。一気に敵陣5ヤードまで迫り、最後はRB山本が中央を突き、TD。再びリードを広げ、関学に傾きかけていた流れを大きく引き戻した。(TFPキック成功/立命17-7)

 最終Q。関学はWR萬代へのパスや、RB松岡のラン、ワンポイントで起用されるQB浅海からWR太田へのリバースプレーで前進を狙うも、50ヤード付近から進めない。
 8分17秒から攻撃権を得た立命館。RB山本が4thダウンギャンブルを成功させるなど、怒濤のランアタックでダウンを連続更新。残り時間をどんどん消費していく。

 残り時間1分51秒から、関学は最後の攻撃。しかしQB加納からWR中井へのパスを、立命館DB毛利がインターセプト。
 立命館は敵陣36ヤード付近で、QB松田(大)が勝利のニーダウン。そのまま時間を使いきり、立命館が逃げ切った。

 立命館はRB西田や橋本などが、OL陣の開けた中央の隙間を再三走った。また、QB松田(大)をベンチに下げ、RB松森や西田がダイレクトスナップを受けて走るスペシャルプレーも、功を奏した。
 関学は2度に渡るK大西のFG失敗と、第3QのWR柴田へのTDパス失敗が勝負の分かれ目となった。

hyoushou-thumb-240x160-43[1].jpg 優勝を決めた立命館の古橋監督は「今年のチームは仲は良いが、精神力弱い。弱いチームで、リーグ戦からいっぱいいっぱいだった。一人ひとりがよく成長した」と、チームを労った。
 練習中に左アキレス腱を断裂し、サイドラインから声を嗄らし続けてきた主将RB浅尾は「みんなが取り組んできた結果。努力の成果が出て良かった」と、仲間の健闘を称えた。

 いよいよ12月21日には、長居スタジアムで関東代表チームと大学日本一を懸けて3年ぶりの甲子園ボウルに臨む。
 「浅尾を日本一の主将に」を合言葉に関西の王者に返り咲いた立命館。その約束を果たすまでは負けられない。


記事/濱田直毅(UNN関西学生報道連盟)
編集/畠中隆好(officeNEAR)
写真/松本航・稲垣祐希(UNN関西学生報道連盟)


***************************************************************************
UNN関西学生報道連盟では、パナソニック電工杯毎日甲子園ボウルの試合で号外の即時配布とホームページのリアルタイム速報を行います。当日の号外は試合終了と同時にいち早く競技場周辺で配布します。


UNN関西学生報道連盟公式HP http://www.unn-news.com

 

 

 

戻る

甲子園ボウルとは?
過去の記録
イベントと周辺情報
第63回毎日甲子園ボウル
パナソニック電工株式会社 パナソニック電工杯 第63回毎日 甲子園ボウル in NAGAI 関東学生 アメリカンフットボール連盟 関西学生 アメリカンフットボール連盟