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Road to パナソニック電工杯 第64回甲子園ボウル MAINICHI KOSHIEN BOWL 大学「日本一」決定戦!!


 2年ぶりの甲子園ボウル出場を決めた立命館大学パンサーズ。リーグ戦で唯一の敗北を喫した関西大を倒しての大舞台とあって、波に乗っている。
 1敗で3チームが並ぶという、1996年以来の混戦となったリーグ戦を、立命館は爆発力のある攻撃力で勝ち抜いてきた。

  チームの中核を担うのがQB谷口とRB高野橋だ。谷口は自らランでゲインを奪うことのできるQB。関学大戦では先制の30ヤードのTDランを決め、甲子園ボウル出場を決めた12月13日の関西大戦では、3TDを決めるなど、試合の流れを立命館に引き寄せる活躍を見せた。

 立命館のエースRB高野橋は、フィジカルの強さが目を引く。タックルを受けてもなかなか倒れず、密集地帯を抜けていく走りは驚異だ。リーグ最終戦となった同志社戦では、第1Qの攻撃シリーズ1プレー目に96ヤードのロングTDランを決め、観衆の度肝を抜いた。
 レシーバーには、昨年U-19の世界選抜に選ばれたWR宜本がいる。上背こそないが、高いキャッチ力で空中戦を制す。
 これらのメンバーに加えて、RB川端、北川などロングゲインの期待できる選手が控えており、このオフェンス陣を封じるのは至難の業だ。

 一方のディフェンス陣を見てみると、重量級のラインがそろい、簡単にラン攻撃を許さない。またDL南、DL十亀らは、隙あらばQBサックを狙い、相手にプレッシャーを与え続ける。
 立命館ディフェンスの中核を担うのは、主将LB佐藤。すばやい動きで相手のチャンスを摘み取る献身的な守備を見せる。また佐藤加え、DB海島らのパスカバーは相手QBにとって脅威になるに違いない。

 今シーズンの立命館は「基本的なことをしっかりする」ということを常に言ってきた。シーズン開幕当初は、パスがうまく通らなかったり、ファンブルしてしまうシーンがあったりと、ミスがたびたび見られた。そのような序盤の試合運びを振り返り、オフェンスなら1ヤードでも前に進む、ディフェンスなら1秒でも相手を足止めするなどの、各ポジションで当たり前、基礎的なことを意識して練習してきた。
 特に12月13日の関西大戦では、リーグ戦での敗北経験を活かして、2インターセプトを奪う集中したパスカバーなど、これまでの練習の成果が見られた。
 甲子園ボウルでは早稲田との対戦となるが、「立命館らしいパワーフットボールをしたい」と、佐藤は意気込みを話す。

個々のフィジカルの高い、タレントのそろった立命館。それぞれが与えられた役割をしっかりとこなすことが出来れば2年ぶりの学生日本一が見えてくるだろう。


記事/小塚雄(UNN関西学生報道連盟)
写真/UNN関西学生報道連盟
編集/畠中隆好(officeNEAR)




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