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トピックス  2011.08.02

甲子園ボウル出場コーチ、プロボウル派遣プログラムレポート

hotel.pngパナソニック電工杯第65回毎日甲子園ボウルは昨年11月にNFL及びハワイ観光局の招聘を受け、甲子園ボウル出場2校のコーチを11年1月30日に行われたプロボウルに派遣致しました。

昨年度の西日本の代表出場校、立命館大学からは米倉 輝(よねくら・あきら)コーチ、早稲田大学からは矢部 寛之(やべ・ひろゆき)コーチが選出され両コーチは1月24日に日本を出発。翌25日には現地にて行われたプロボウルの公式記者会見に出席致しました。26日より両軍の練習が行われコーチはそれぞれNFC,AFCに別れてNFLコーチ、プロボウル選出選手と共に練習に参加しました。

現地報道へのリンク〜ハワイスターアドバタイザー紙の記事

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以下、両コーチの記者会見、練習に関するコメントです。

■米倉 輝(よねくら・あきら)コーチ 立命館大学パンサーズ ヘッドコーチ ※NFCに帯同
記者会見でマイク・スミスHCと同席させて頂き、始めて自分たちが想像していた以上の位置付けで参加しているんだと感じ身が引き締まる思いだ。NFC配属となりスミスHCからは組織のコントロールの術を学んでいる。練習においては、やはりファンダメンタルの高さを感じると共に日本のフットボールがやってきた事、目指しているところは間違っていないとも感じている。プロボウルはオールスターなので全体的にリラックスした雰囲気だが練習に参加していても沢山の凄い発見がある。こういう機会に恵まれた事を感謝すると共にこの交流事業が継続していく事を切に願う。

■矢部 寛之コーチ 早稲田大学ビッグベアーズ オフェンスラインコーチ ※AFCに帯同

記者会見会場に向かう途中、街やホテルの雰囲気の盛り上がり方に始めて自分がNFLプロボウルに参加する事の凄さを実感した。記者会見では多くのメディアが集まり、又、自分が配属されるAFCのヘッドコーチがビル・ベルチックで好奇の目でメディアから自分に質問が集まったのだが、その自分の発言が全米で報道される事となりNFLへの関心の高さには驚くばかりだ。練習はオールスターゲームという事でハードではないがボールのドロップの少なさ、ステップの早さ、切り返しの早さなど 随所に凄さを見せつけられている。ダンテ・スカーネッキアオフェンスラインコーチは丁寧に質問に答えてくれたり、時間があれば自分の近くにやってきて新しい事を教えてくれたりと非常に良くして頂いてとても感激している。この交流が長く続いて自 分と同じような経験をするコーチが増える事で日本の競技レベルは間違いなく上がると思う。参加出来てとても嬉しい。

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両コーチは25日から28日までミーティング、練習の全てに参加。29日には試合が行われるアロハスタジアムでの公開練習にも参加し、又、それぞれがNFLコーチとコミュニケーションを取る場面が幾度か見られ、刺激を得ている様でした。30日のプロボウル当日はそれぞれがサイドラインに立ち、両オールスターチームの一員としてゲームに参加致しました。以下、両コーチの今回の遠征についてのコメントです。

■米倉  輝コーチ  立命館大学パンサーズ ヘッドコーチ ※NFCに帯同

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水曜日から始まった練習においてマイクスミスヘッドコーチのタイムマネジメント、コーチ・プレーヤーに対する心配りなどを随所に感じ取ることができた。全員がファルコンズからのスタッフと言うこともあり、NFCというより、3年連続で好成績を収めているファルコンズの練習スタイルを学ぶことができたのは貴重な財産。
試合中のサイドラインマネジメント、4thダウンなどの大きな選択に至る思考過程などをまじかで見ることが出来たのは素晴らしい経験となった。また、プレーヤーの試合前の入念なストレッチング、防具の確認、ウォーミングアップ時の集中力など日本人プレーヤーが今すぐにでも取り入れることができる場面を観察できたことも大きな経験である。
この経験を出身母体である立命館だけでなく、甲子園ボウル実行委員会より派遣された我々2名のコーチは、甲子園ボウル出場を目指す全チームに還元する義務があると考える。

■矢部 寛之コーチ  早稲田大学ビッグベアーズ オフェンスラインコーチ ※AFCに帯同

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1月25日に現地入りし、選手コーチと同じ宿舎に泊まり、すべてのミーティングと練習に帯同、試合ではコーチングスタッフの1人としてサイドラインに立つ事が出来てとても感激している。私は名称ビル・ベリチックHC率いるAFCチームに所属し、OL担当のダンテコーチに5日間付き切りで指導を受ける事となった。NFLの選手・コーチ・スタッフと接して一番感銘した事は、知識や能力が高いことはもちろんだが、彼らが常に周到な準備とコミュニケーションの努力を怠らないことに感銘を受けた。
例えばスターQBのペイトン・マニングは、他の誰よりもセンターとスナップ練習をし、試合前にはリストコーチを見ながらコーチ陣と最後までプレーの確認をしていた。
こういった小さなことの積み重ねが、彼らが今フットボール界のトップにいる理由であり、我々日本人でも意識や取り組み次第で必ず近づくことが出来る部分だと感じる。
最後にこのすばらしい機会を与えてくださった日米すべての関係者の皆さまに、この場を借りて心から感謝を申し上げたい。

甲子園ボウルでは既に来年1月に行われるプロボウルについてもコーチ招待について打診を受けており、国際交流を継続して行う予定としています。






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