2011.12.03
2011年秋季リーグ戦は関西学院大学の優勝で幕を閉じた。
創部70周年の関学は、今季優勝を逃すと甲子園を知らずに卒業となる
史上2度目の屈辱を背負ってのシーズンだったが、不屈の闘志で危機を回避した。試合後、鳥内監督は「勝ち負けはどうでもいい、自
分達のプレーをして来い!」と選手の緊張を解き放したことを明かした。
大観衆で埋め尽くされたバックスタンドのKGファンと戦い終えたKGブルーの戦士達が校歌「空の翼」を大合唱した。何かをやり遂げ
た者だけが魅せる誇らしい顔がそこにあった。
関西代表となった関学は九州・中四国・北陸・東海地区を勝ち上がった中京大学と、3年ぶりに関東を制した日本大学は、東北・北海 道地区を勝ち進んできた仙台大学と、ともに12月4日に甲子園ボウル出場をかけて戦う。 甲子園ボウルがこれまでの東西王座決定戦から全日本選手権に変わって3年目。 関西代表の関学と関東代表の日大が勝ち上がれば、4年ぶりの「赤青対決」となる。 1955年以降、日本のフットボール史を築き上げた両雄が再び聖地甲子園で激突することになる。4年前の対決は甲子園球場の改修 工事と重なったため長居スタジアムが使用されたが、舞台が甲子園となればオールドファンも心が弾むのではないだろうか?
台風12号の接近により開幕日の順延から始まった今シーズン、途中京大が敗れるなどのアップセットもあり、最後は水野監督退任と '嵐に始まり嵐に終わった'感があるが、ひとまずこれにて関西リーグは終了。2011年順位は下記の通り。
1位 関西学院大学 7勝0敗 (2年連続51回目 : 単独優勝は4年ぶり)
2位 立命館大学 6勝1敗
3位 関西大学 4勝3敗
4位 京都大学 3勝3敗1分
5位 龍谷大学 2勝4敗1分
6位 神戸大学 2勝5敗 (直接対決の勝者のため上位扱い)
7位 同志社大学 2勝5敗
8位 甲南大学 1勝6敗
終了後のエキストラシーズンは勝ったチームと敗れた下位校の入れ替え戦を残すのみとなった。
7位:同志社大学 vs 2部Bブロック1位:大阪教育大学 (12月11日11:00~@王子S)
8位:甲南大学 vs 2部Aブロック1位:近畿大学 (12月11日13:40~@王子S)
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