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トピックス  2012.02.07

プロボウル日本人コーチ派遣プロブラム実施報告

1月29日にハワイ州ホノルルにて開催されたNFLプロボウルに日本の大学アメフトコーチが招待され1週間に渡りNFLプレイヤー及びスタッフと帯同を致しました。

tste.jpgプロボウルへの日本人コーチ派遣プログラムはNFL及びハワイ観光局のご協力により2011年度のプロボウルより開始され今回が2度目の実施となります。

今回は東北大学の萩山竜馬ヘッドコーチ、名城大学の木戸宗子郎ディフェンスコーチが甲子園ボウル実行委員会及び、NFL JAPANの推挙の元、派遣コーチに選ばれました。

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24日に行われた記者会見に出席

両コーチは23日(月)に成田空港及び中部国際空港よりJAL便にて日本を出発。現地では選手、スタッフのみが宿泊するイヒラニリゾートにチェックイン。翌24日にはヒルトンハワイアンビレッジにて行われたプロボウルのプレスカンファレンスに登壇しました。同日には各地から選手やコーチが続々ホテルに到着。夜にはAFC NFCそれぞれに分かれてのミーティングが行われ、萩山コーチがAFC、木戸コーチがNFCに配属されました。


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28日アロハスタジアムでの練習時の萩山氏

翌25日はカポレイ高校のフィールド、26日はヒッカム空軍基地にて練習を行い、両コーチはそれぞれのポジションコーチ等とコミュニケーションを図りつつ練習に参加。27日はホテルの特設フィールド、28日はアロハスタジアムでの練習を通じて多くのプロコーチとの質疑応答や交流を行いました。

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練習前のミーティングに出席する木戸氏

29日のプロボウルでは来場者に配られたメンバー表にも日本コーチアンバサダーとして両コーチの名前が表記され、チームと共にサイドラインにて戦況を伺う機会を頂きました。
又、AFC側では最後のプレーで萩山氏にヘッドセットが渡されプレーコールをするという仰天の出来事もありました。

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試合時、サイドラインでの萩山氏

Ewa-20120129-00300.jpg試合時、サイドラインに立つ木戸氏

甲子園ボウル実行委員会では、この交流は参加した日本人コーチの見聞と人脈の構築に大きなプラスを与えるとして、関係各所と連携を取りながら長く継続出来る様、努力すると共に、今回、ご協力を頂いているNFL、NFL JAPAN、ハワイ観光局、日本航空様に感謝申し上げます。

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グリーンベイのOLコーチ、James Campenに教えを請う両コーチ

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試合後、地元メディアのインタビューを受ける両コーチ

萩山コーチコメント

今回、すべてのアメリカンフットボール関係者の目標である、NFL、その中でもトップの人間が集まるプロボウルという、素晴らしい機会に帯同させていただいた全ての関係者の皆様に本当に感謝しております。

今回の経験では、本当に多くのことを得られましたがその中でも選手のファンダメンタル、コーチの姿勢に大きな刺激を受けました。又、NFLの一流コーチとのつながりや人間関係を構築できたこと、この2つが最も大きな出来事であったと思っています。

実際に見てみること・やってみる、という経験ほど物事を理解するのにいい方法はありません。この経験なしに、それ以上のことを成し遂げるのは、本当に困難である、ということは、今までもアメリカンフットボールを通じた様々な経験で感じていたことですが、今回のプログラムを通じ、それを強く再認識するとともに、自信の成長に対して本当に大きな、経験を出来たと感じています。
また、今回のコーチとのつながりを生かして、今後もこのような経験をする機会を作れるのではとも感じています。

今後は、今回のプログラムで得た経験を、周りに伝えて行くことはもちろん、自分が受けた大きな刺激を糧に自分自身の行動を成長につなげ今回、構築した人間関係を、より深く広く広げて行きたいと考えています。

今回の経験を通じて5年10年という、長いスパンではありますが、日本のフットボール界が変化・成長していくことに、貢献していきたいと考えております。

20120127017.JPG木戸コーチコメント

今回、夢のような素晴らしい機会をご尽力していただいた関係者の方々には大変感謝しております。兼ねてより経験によって知識は得られ、理論や命題の正しさは経験によって検証・保障されると言います。文字通り、今回のプログラムで何事にも変え難い一生の宝物と呼べるような経験をさせていただきました。

全てのミーティング、全ての練習に帯同する中で、多くのコーチ(帯同したパッカ―ズは昨年のスーパーボウル覇者)、選手とコミュニケーションを取りましたが、やはり 上達するのに近道はなく、日々の積み重ね、質の高いファンダメンタルが最も重要だと皆が口を揃えて言っていました。

それは、日本のフットボール界が今まで行ってきたこと、今後の方向性が正しい事が証明された事でもありました。

何より私自身、一番素晴らしかった事は、NFLの超一流のコーチ陣たちと出会えたことです。このプログラムが5年間継続されれば、この経験を持った日本人のコーチが10人もいることになります。今回のプログラムで得たテクニックや戦術を伝えることも大事だと思いますが、それよりも、その繋がりを紡いでいき、より大きな経験を、3~5年、あるいは10年と言った大きなスパンで捉え、日本のフットボール界に還元していかなければと切に感じるのと同時に、私自身が一流の人たちと触れ合う事により、たくさんの刺激を受け、変化、成長していくためのエネルギーを多いにもらったプログラムでもありました。

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