11/16日(土)UENO SPORTS VILLAGE MIHAMA 13:00 キックオフ
中京大学 7-7-0-0 14
九州大学 3-7-3-0 13
全日本大学アメリカンフットボール選手権2回戦、対戦カードは昨年と同じ東海代表:中京大学と九州代表:九州大学の対戦となった。
コイントスの結果、中京大学が後半を選択したことにより得た、前半レシーブの機会を九州大学は最高のパフォーマンスで試合を開始した。
九州大学はキックオフのボールをキャッチした#0小林が#35岩崎へハンドオフ、フロント左大外にいた#35岩崎のリバースプレイは中京大学カバーチームの虚を突き30ydsのビッグリターンとなる。勢いに乗る九州大学は、続く攻撃で#3山縣が#31長友への30ydsのスクリーンパスを決め、一気にゴール前15ydsまで攻めあがる。しかしここは中京大学ディフェンスが奮起し九州大学4th down の攻撃を迎える。九州大学の選択はフィールドゴール、#49岩本が33ydsのフィールドゴールを決め先制した。
<1Q 2:55中京大学0-3九州大学>

続く九州大学のキックオフによる、試合再開からの中京大学の攻撃シリーズは、自陣30ydsから#2高𣘺の3回46ydsのキャリーと、#17石堂から#6伊藤への22ydsのパスでゴール前2ydsまで前進する。最後は#2高𣘺が2ydsのランでタッチダウンを決め、PATは#37宝田がキックを成功し逆転する。
<1Q 5:17中京大学7-3九州大学>

九州大学は2回目と3回目の攻撃シリーズはファーストダウンの更新には至らなかった。中京大学は2回目の攻撃シリーズはゴール前23ydsからフィールドゴールを狙うも失敗、3回目の攻撃シリーズは#17石堂から#6伊藤への46ydsパスが成功し、ゴール前15ydsまで前進する。中京大学はこの得点機に#2高𣘺が2回のランでタッチダウン、PATは#37宝田がキックを決め得点を追加する。<2Q 2:04中京大学14-3九州大学>
九州大学の4回目の攻撃シリーズは#3山縣から#0小林へ25yds、#10大石へ18ydsのパスなどが成功しゴール前18ydsまで前進する。しかし#3山縣が#10大石へ投じた後方へのパスが失敗し、フィールド上でルーズボールになる。九州大学の対応が遅れたところを中京大学#23野間がボールを確保し攻守交替となる。しかし中京大学はこの攻撃シリーズは九州大学#51岩本の活躍などによりファーストダウンを更新することはできなかった。
自陣24ydsからの九州大学の5回目の攻撃シリーズは、#9仮屋の9ydsパスキャッチ、#31長友の7ydsラン、#23都地の9ydsラン、そして#10大石の36ydsパスキャッチでゴール前14ydsから1st downの攻撃を得ると、#3山縣から#1中村のパスでタッチダウンを決めた。PATは#49岩本がキック成功。<2Q 10:53中京大学14-10九州大学>
試合再開後の中京大学5回目の攻撃シリーズの途中でタイムアップとなり前半終了。
<前半終了:中京大学14-10九州大学>
九州大学のキックオフにより後半開始。中京大学#6伊藤が65ydsのリターンを決め中京大学は6回目の攻撃シリーズをゴール前19ydsから開始する。#2高𣘺の3回のランでファーストダウンを更新するもその後はパスが決まらず、ball on 5ydsからのフィールドゴールトライとなる。しかしこのフィールドゴールトライの際に九州大学がオフサイドをしたため、中京大学はあらためてゴール前2ydsからの4th down to goalでタッチダウンを狙うが、九州大学ディフェンスが中京大学#2高𣘺のランを止め中京大学の追加点を阻んだ。

自陣1ydsからの九州大学6回目の攻撃シリーズは、2回ファーストダウンを更新するもパントで攻守交替となるが、#49岩本のパントは大きく陣地を回復することに成功した。
中京大学の7回目の攻撃シリーズ、自陣28ydsから#17石堂が放ったパスは九州大学#5山田がインターセプトし、攻守交替。ゴール前32ydsから九州大学の7回目の攻撃シリーズであったが、中京大学の堅守によりファーストダウンを更新することが出来ず、フィールドゴールトライを選択、#49岩本が45ydsのフィールドゴールを成功し3点を追加、中京大学に肉薄する。<3Q 9:59中京大学14-13九州大学>
九州大学のキックオフからの中京大学8回目の攻撃シリーズは、ファーストダウン更新ならずパントで攻守交替。九州大学の8回目の攻撃シリーズは、自陣26ydsから11プレイで3回ファーストダウンを更新し敵陣に入るも、その後攻めきれずパントにより攻守交替となる。
4Q6:00からの中京大学9回目の攻撃、結果これがこの試合最後のシリーズになるのだが、自陣の3ydsから開始する。中京大学は9回連続の#2高𣘺のランを決行した。途中、九州大学ディフェンスの奮闘により4th down 1ydsまで追い込まれる場面もあったが、69ydsを前進することと、試合時間を4分28秒消化することに成功した。
中京大学は続く4Q1:32からの1st down 10ydsの攻撃を、時間を消費することに専念しそのまま試合終了を迎えた。
<試合終了:中京大学14-13九州大学>
九州大学はこの試合に向けて準備をしてきたであろう戦略を実現していたが、3回の得点機会を1タッチダウン2フィールドゴールとしたことで中京大学にあと一歩届かない結果となった。中京大学は48回の攻撃機会の30回を#2高𣘺に集中させる展開をし、何度か得点を阻まれこそしたが2回のタッチダウンを演出したことと、試合の通してのボール所有時間は九州大学の26分15秒に対し21分45秒と及ばなかったが4Q 6:00から試合終了までの6分間ボールを確保したことが僅差で勝利を得ることになった。