left013塁側 LEFTチーム紹介

立命館大学

悲願の日本一へ。真価問われる最終決戦。

リーグ最終戦、宿敵・関西学院大学に勝利し、2年連続のリーグ優勝、そして「関西1位」の称号を得た立命館大学パンサーズ。トーナメントの舞台でもその強さを発揮し、9年ぶりの甲子園ボウル出場を決めた。残すは後1戦。「日本一」の称号を得るべく、最終決戦に挑む。

DB今田甚太郎主将のもとで発足した今季の立命館。パンサーズの黄金期再来に向け、走り続けてきた。しかし、計り知れない王者のプレッシャーに苦しんだ1年間でもあった。チームスローガンに「BUCHIAGE」を掲げ、全員で一つになるというチームカラーを持って今季が始まった。春季はケガで離脱をする選手が絶えない中でも新戦力の躍動も光ったが、“集大成”と掲げた社会人・エレコム神戸との一戦に15-22で惜しくも敗れ、悔しさが残るまま幕を閉じた。 そんな悔しさを胸に臨んだ秋季。リーグ戦では初戦の同志社、2戦目の甲南大に大差で勝利するも、反則の多さや基礎の部分での課題が散見され、満足のいく試合展開ではなかった。その後は京大、近大、神戸大と実力者に勝利し開幕5連勝とするも、試合内容は苦しい展開が続くまま、昨年はリーグ戦で唯一黒星を喫した関大と対戦。ここで、攻守が噛み合う本来のパンサーズの力を見せつけた。第1Q終了時はビハインドの展開も、エースQB竹田剛からTE青木蓮へのパスでのTDで逆転。エースRB蓑部雄望も2つのTDと実力を発揮し、ディフェンスも流れに乗って2つのインターセプトと、勢いに乗ったら手が付けられないチームの爆発力を発揮し、27-10でリベンジを果たした。 リーグ唯一の6連勝で迎えたのは宿敵・関学大戦。勢いのままに全勝優勝を果たしたい立命館だったが、一転して厳しい試合となる。前半は両ディフェンスが粘り無失点に抑えるも、前半終了間際にFGを喫し先制を許す。後半は相手の攻撃に翻弄され、計3つのTDを奪われ、オフェンスもK横井晃生のFGによる3点のみに抑えられ、3-24で悔しい敗北を喫した。 歓喜も悔しさも味わったリーグ戦。「全てを一から見直して、甲子園で関学にリベンジする」。気持ちを切り替えた立命館は、関西2位で出場した全日本アメリカンフットボール選手権の準々決勝・法政大戦に42-22で勝利。さらにアウェイ東京では関東1位の早大を42-31で下し、厳しいスケジュールかつ難敵との対戦に2連勝。見事に甲子園ボウル出場を決めた。
ついに迎えた甲子園。「このチームでできる最後の試合。何も恐れずに走り抜ける」。今田主将は力強く語る。ライバル・関学大を打ち破って悲願の連覇へ。そしてリベンジへ。全ての力を結集させて、「BUCHIAGE」ろ。 記事:立命スポーツ編集局 酒井涼太朗 写真:立命スポーツ編集局 https://www.instagram.com/ritsumeisports/

特別協賛