2020年1月3日、アメリカンフットボール日本一を決めるライスボウルが、東京ドームで開催された。学生代表 関西学院大学FIGHTERSが、社会人代表 富士通フロンティアーズと対戦し、14-38で敗れた。

第1Q。富士通、自陣16ヤードからの攻撃。QB#18 高木翼からTE#89 福井雄哉へのパスで一気に敵陣24ヤードまで攻め込むと、WR#1 強盛へのパスでTD。わずか5プレーで先制点をあげた。

その後もRB#29 グラントサマジーのラン、WR#22 岩松慶将、#81 中村輝晃クラーク、関学大出身#85 松井理己へのパスで攻撃を重ね、2本のTDを追加。0-21と突き放す。

しかし、前半残り4:04からの攻撃で関学大が魅せる。

QB#3 奥野耕世からのトスを受けたRB#21 三宅昂輝が一気に加速。迫り来るディフェンスをも振り切り、64ヤードの独走TDを成功させた。

富士通は後半にもTDやFGで得点を重ね、また、要所要所では関学大選手の活躍も光る。

DL#50 板敷頸至のQBサックを皮切りに、LB#44 海﨑悠、#40 繁治亮依もサックやロスタックルで魅せた。
第4Q残り4:38からの関学大の攻撃。QB#3 奥野からWR#4 鈴木海斗へのパス、RB#39 鶴留輝斗、#21 三宅のランでゴール前へ。最後はQB 奥野からWR 鈴木へのパスで2本目のTDをあげた。

続けて関学大はオンサイドキックを選択、#81 阿部拓朗が抑えて成功させる。WR 鈴木へのパスが通り、さらなる得点が期待されたが、QB 奥野からWR#1 糸川幹人へのパスはわずかにエンドゾーンへ届かず。追加点とはならなかった。

14-38 で富士通フロンティアーズが4連覇を達成した。

2019-2020シーズンラストゲームを終え、鳥内FIGHTERSは28年の歴史に幕を閉じた。しかし、関西学院大学FIGHTERSはまだまだ歩み続ける。

今シーズン活躍が目立った、RB 三宅、鶴留WR 鈴木、LB 海﨑、繁治、QB 奥野らが次なる最上回生だ。RB 前田、WR 糸川、河原林、DB 北川など下回生にも注目選手が豊富にいる。
新たなFIGHTERSが、またこれからも、学生アメフト界を魅了してくれるに違いない。早くも来シーズンが楽しみになる一戦であった。

記事:高田妃菜(PUMP UP 学生アメフト!)