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トピックス 2012.12.22

【関学大かく戦えり】 チーム一丸の勝利に涙ぐむ主将DL#90梶原

【関学大かく戦えり】

チーム一丸の勝利に涙ぐむ主将DL#90梶原

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第67回毎日甲子園ボウルは、第4Q終盤まで試合がもつれるという息詰まる接戦の末、関学大が20-17で法政大を下した。関学大は2年連続の優勝、優勝回数を25に伸ばした。

 

試合は法政大のレシーブで開始。しかし2プレー目でDL#91池永がファンブルリカバーを決め、関学大があっさりと攻撃権を奪う。

その攻撃シリーズはRB#28鷺野のランで一度はダウンを更新するも、QBサックを奪われてしまい、パントで終える。


法政大は3回目の攻撃シリーズで、ゴール前4ヤード地点まで攻め込み、関学大はピンチを迎える。

ここで関学大ディフェンスが奮起。DB#34高のタックル、DL#90梶原のQBサックでロスを奪い、法政大をFG失敗に追い込み、0-0の両校無得点で第1Qを終える。


第2Q。関学大は3度目の攻撃シリーズで、RB#43望月が66ヤードのロングゲイン。ここまで攻めあぐねていただけに、関学大スタンドも大いに沸く。ここでK#27堀本が37ヤードのFGをしっかり決め、関学大が先制点を獲得する。

続く法政大の攻撃シリーズでは、ディフェンスで梶原が活躍。パスブロックとタックルでゲインをさせず、法政大に反撃を許さない。続くパントリターンでPR#88木戸が26ヤードのリターン、好位置から4度目の攻撃シリーズを始める。

RB望月のラン、QB#11斎藤からTE#92金本へのパスで順調にダウンを更新するも、K堀本の24ヤードのFGは失敗、追加点には至らず。3-0と関学大のリードで前半を終える。

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後半はビッグプレーで幕開け。

KR木戸が94ヤードのリターンTDを決め、リードを10点に広げる。しかし、直後の法政大の攻撃シリーズでTDを許してしまう。

関学大はリードを広げたいところだが、インターセプトで攻撃権を奪われてしまう。3度目の攻撃シリーズでは、QB斎藤からWR#87小山へ23ヤードのパスが通るも、またも得点には結びつない。


最終Q、法政大のQB#17近藤からRB#22池田のTDパスでついに逆転を許してしまう。

さらに次の法政大の攻撃では、QB#16寺村に53ヤードのロングゲインを許し、FGを献上。リードを7点に広げられる。


しかし、チームは決して焦ることはない。

「甲子園でこんなにいい試合が出来ているんだ」と、主将の梶原がチームメイトを鼓舞し、大一番の試合を楽しむ余裕すら感じさせる。

連覇もかかり甲子園では譲れない関学大。ここから反撃を見せる。まずはPR鷺野が30ヤードのパントリターン、これでオフェンスに勢いがついた。

負傷中にもかかわらず非常事態に緊急出場したQB#18畑からWR木戸へ48ヤードのTDパスが通る。TFPのキックも成功させ、17-17の同点に追いつく。

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続く法政大の攻撃シリーズを無得点でしのぎ切り、迎えた関学大の攻撃シリーズ。

QB畑が時間を使いつつ、パスを重ねてゲインしていき、残り2秒からK堀本が決勝FGを成功。残り0秒の決勝点に地鳴りのような歓声が関学大スタンドから鳴り響いた。

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サイドラインから堀本のFGを見届けた梶原。「互いに信用していて、全員が一つになれた」と、チーム内の結束を語った。

ディフェンスについて問われると、「仲間が頑張ってくれた」と、涙ぐみながら感謝の言葉を述べた。


見事学生王者に輝いた関学大。2013年1月3日に東京ドームで行われるライスボウルでは、社会人ナンバーワンのオービックシーガルズと日本一の座をかけて争う。

記事;石橋雄大/UNN関西学生報道連盟(神戸大2年)

編集;畠中隆好/OfficeNEAR(甲子園ボウルPJT)

写真;佐野翔/UNN関西学生報道連盟(立命大2年)

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