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甲子園ボウル 2005/12/18 13:00 Kick off
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第60回甲子園ボウル 関東 チーム紹介
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エースナンバー#29を背負う1000ヤードラッシャー丸田

 戦前の1935年創部の古豪。1972年に甲子園ボウルに初出場し、初優勝を遂げる。その後低迷が続くが、90年代以降は94年〜2001年の関東8連覇を含め、実に11度甲子園ボウル進出。うち、97年には関西学院大と同点優勝、00年には同じく関西学院大を下し、ライスボウルに駒を進めている。
 12月4日、関東の頂点を決する「第6回クラッシュボウル」決勝で、55年ぶりの王座を目指す古豪・慶応大と対戦。56−3の大差で圧勝し、3年連続・14度目となる甲子園ボウル進出を決めた。
 法政大のオフェンスと言えば、オプション攻撃で大学界を席巻した90年代以降、強力なラン攻撃が持ち味。QB今手義明、RB池場直久(現・鹿島ディアーズ)、白木周作(現・オービックシーガルズ)ら幾多の好ランナーを輩出した。その伝統は今も受け継がれ、今季、関東歴代2位の1178ヤードを走ったエースRB丸田泰裕(3年・明学東村山)が、関東随一のラン攻撃(1試合平均263ヤード獲得)を牽引する。
 かつて池場が、そして昨季までは4年間でラン2283ヤード獲得の伊藤喜章がつけていた法政大RBのエースナンバー「29」を、今季より受け継いだ丸田。リーグ戦6試合で1試合平均キャリー数22.3回と絶大なる信頼を寄せられる、まさにオフェンスの大黒柱だ。
 ただし、ラン一辺倒ではないのも、現在の法政大オフェンスの強味だ。昨年度も甲子園ボウルの大舞台を経験している2年生エースQB菅原俊(横浜)は自慢のパスにさらに磨きをかけ、今季リーグ戦では10TDパスに対し、インターセプトはわずかに1。ショットガン隊形を駆り、関東トップのパスレイティング200.6を叩き出した。

主将のDT高橋

 丸田が徹底マークを受けたクラッシュボウル決勝では、自らのランで4TD、パスで2TDの大暴れ。成長ぶりをアピールした。大森廣行監督が「ショットガン戦術2年目を迎え、オフェンスのバランスがようやくとれてきた。昨年よりもパスの精度は上がっている」と語るニュー法政オフェンス。トリガーを引く若きシグナルコーラー、菅原のプレイに注目が集まる。
 パスターゲットもTE東慎也(2年・法政二)、WR井上繁明(4年・法政二)、戸倉和哉(2年・駒場学園)、本間拓郎(1年・法政二)と粒ぞろい。攻撃ラインにも下級生時代より経験を積んだ顔ぶれが揃う。リーグ戦やクラッシュボウル準決勝でややスロースタート傾向が見られたが、決勝では菅原のランを軸に、試合開始早々1分足らずで先制のTDをあげ、より完成度は高まっている。
 ディフェンス陣も、主将のDT高橋伸和(4年・法政二)、好パスラッシャーのDE長谷川賢吾(4年・法政二)、福田真左嘉(3年・追手門学院)が控える守備ラインを中心に、質・量ともに大学界屈指の陣容を揃え、対ラン守備は関東1位の1試合平均わずか76.2ヤード喪失と、堂々たる成績。しかし下級生中心の守備バック陣は、S樋田祥一(2年・法政二)が今季インターセプト王(6回)に輝いたものの、好パサーを擁するチームに対しては、やや不安定さも露呈した。
 昨年度の甲子園ボウルでは、第3Q途中まで17−10と優位に試合を進めながら、立命大のパスの前に試合をひっくり返され、2年連続の敗戦を喫した。立命大に悲願の雪辱を果たすには、オフェンスが菅原、丸田を軸にラン・パスのバランスを保つこと、そして関西のハイレベルな戦いでもまれてきたパス攻撃を、若い守備バック陣がいかに封じるかが鍵を握りそうだ。

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