関東学生アメリカンフットボール連盟 関西学生アメリカンフットボール連盟
甲子園ボウル60thANNIVERSARY
SITE MAP MBS SPORTS THE MAINICHI NEWSPAPERS YAHOO! SPORTS NFL JAPAN TICKET
menu
トップページ
第60回毎日甲子園ボウル
甲子園ボウルとは?
甲子園ボウルの記録
過去の名勝負
イベント情報
周辺情報
写真館
English
甲子園ボウル 関西代表 甲子園ボウル 関東代表
甲子園ボウル 2005/12/18 13:00 Kick off
開催概要 関東代表 関西代表 ゲーム関連記事 中学生招待試合
第60回甲子園ボウル 関西 チーム紹介
チーム紹介 注目選手 リーグ戦績 メンバー表 星取り表

関学大に勝利し、歓喜に沸く立命大選手(Makoto SATO)

 11月27日、西京極陸上競技場。10年ぶりの関西学生リーグ最終戦全勝対決となった立命大と関学大のゲーム。主要なポジションのアスリートを卒業で失い、対決直前まで関学大絶対有利と言われた中、17−15で立命大が勝利を収め、リーグ4連覇を果たし、甲子園ボウル出場を決めた。
 春のシーズン、立命大は苦しい戦いを強いられた。OLとDB以外のポジションは経験不足の選手ばかり。しかもレギュラー定着を期待していた選手も怪我で満足に練習すらこなせない。そこで春のシーズンを終えて古橋ヘッドコーチは違う視点からチームの改造に乗り出した。
 「自分の気持ちを自分でコントロールできるように」と「心」を作るトレーニングに取り組んだのだ。これまでも何度となく取り入れることを検討したが、チームの調子も良くタイミングが無かった。ところが、今シーズンはここ数年で一番の谷間の年。取り入れるには絶好の機会だった。
 一つは関西福祉大学でスポーツ心理学を専門とする東山明子助教授の「集中力」や「力の出し方」のカウンセリングを毎週開講した。さらに元松虫中学の原田隆史教諭が実践していた「目標達成シート」を取り入れ、目標設定や結果報告など、選手全員が毎日、自らシートに書き続けた。
 また6月から毎夜10時頃、選手の携帯メールに古橋ヘッドコーチや4回生が順番にメッセージメールを送信。名言や格言、そして練習の反省などチーム全体で気持ちを一つにする工夫を行い続けた。
 「その効果が着実にでている」と古橋ヘッドコーチ。関大戦での苦戦も自滅には至らなかったし、関学大戦では常に冷静にプレーを展開することができたのも、その成果の現れといえよう。

最終学年を迎える#12QB池野
(Makoto SATO)

 さて、戦力に目を向けてみよう。まずオフェンスの司令塔QBだが、最終学年を迎えるQB池野。そしてQB池野のサポートをQB渋井がしっかりと務める。
 特にQB渋井はパスで61.7%の成功率を見せるなど、この1年で急成長した。タイプが似ているだけにどちらの選手が出ても得点力が落ちることはないのが強みだ。
 7試合で1790ヤードを稼いだパス攻撃も、WR前田、大滝、TE末原、阿南らがターゲットとしてそれぞれ成長。長身選手が多く空中戦で有利な展開に持ち込める。
 またRBでは、エースの佃が夏合宿以降の不調からようやく脱出。相手ディフェンスの動きの裏をかくカットバックは絶妙で、注目したい選手の一人だ。 そして関学大戦で鮮烈デビューした新人RB松森。これまで基礎体力作りに取り組んでおり、秋のシーズンも2回のキャリーしか無かったが、関学大戦で11回持って112ヤードを走り、チームに勝利をもたらした。甲子園ボウルでも思い切った走りをみせてくれそうだ。
 そんな攻撃陣をしっかりと支えているのがOL佐々木、谷口、坂根らOL陣。いずれも安定感があり、ここまで平均30得点のオフェンスを演出してきた。
 一方のディフェンス陣は、DB三宅、黒田、河村、河合の存在が大きかったようだ。DL、LBともにメンバーが大幅に入れ替わり、春はバタバタしていたディフェンスも安定しているDBに支えられ、DLでは岡本(2年)、前田(1年)、LBでは木下(2年)ら若手選手が伸びてきた。
 「守備はシーズンを通して成長した」と古橋ヘッドコーチが話すように、若手選手が予想以上の成長を果たした。
 また関学戦用に用いた3−4−4の守備体型なども、しっかりと選手がプランを理解しプレーしていることが心強い。
 主将LB塚田を筆頭にしたまとまりのある全員守備で、甲子園でも相手オフェンスを完膚無きまでに叩きのめすつもりだ。
 甲子園ボウル4連覇という快挙達成まであと1勝。勝てば1982年に日大以来の4連覇(日大はそのまま5連覇)となるだけに、若さあふれる今季の立命大に注目が集まる。

プライバシーポリシー、及び著作権について