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甲子園ボウル 2005/12/18 13:00 Kick off
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両チーム戦力分析 試合の見所

 今年は特にショットガン体型からの攻撃の完成度が高く、パスもしかり、RB#29丸田のランとQB#4菅原のドロープレーやスクランブルが、オフェンスのリズムを作り上げている。
 個々に注目したいキープレーヤーは、やはり今年関東リーディングラッシャーになったRB#29丸田と、ラン記録では34位の成績だが、ポイントで走ってくるQB#4菅原。ショットガン体型なのでパス攻撃に目がいきがちだが、相手ディフェンスを広がらせてから、この丸田や菅原のランが効果的に使われる。
 しかしこのゲームで一番キーになるのは、4年生が揃い経験豊かな法政大OLと立命大DLの勝負だろう。これまで丸田や菅原が走れているのは、リーグ戦や、プレーオフを通じて、法政OLが対戦相手のDLをほぼ完璧にコントロールしていたので走ることが出来た。このゲームで2人が走れるかは、法政大OLが立命大DLをコントロール出来るかどうかに絞られる。
 ショットガン体型という華やかさゆえに目立つことがあまりないラインでの勝負で、試合の展開が変わっていくと思われる。

 今年は昨年、一昨年に比べパスの比率が増えており、WRの#11前田、#88大滝、#5阿南、#15末原らが縦横無尽に走り、確実で常にラン・アフター・キャッチの脅威があるショートパスから、わずか1プレーで得点してしまうロングパスまで、さまざまなパスをQB#12池野、#3渋井が冷静な判断のもとに、状況に応じて投げ分けている。
 一方、ランに関しては、戦前には劣勢を予想されていた関学大戦でRB#22佃、1年生RB#26松森が関学大戦のために周到に準備されたプレーで、度々ロングゲインを獲得し、モメンタムを引き込み、チームへ勝利を呼び込んだ。

 4−3を基本としているが、昨年の甲子園ボウル同様、3−4等のスペシャルパッケージを用意していると思われる。
 主将DT#9高橋、DE#94長谷川、DL#90伊倉を擁する学生最強DL陣は、立命大OLと互角以上の勝負ができると思われる。SF#34樋田を中心とするスピード豊かなDB陣も、一発TDは許さず、積極的にボールをとりに行く。LB陣は副将#97杉本を中心としてランプレーには強いが、パスプレーに多少弱さが見られる。
 複雑なブリッツ、スタンツ、カバー等を一切使わず選手個々の圧倒的な強さで関東を勝ち上がった今季だが、タレント豊かな立命大相手に特別な準備が必要なのは明らか。従来どおりのベースディフェンスに加え、実戦で未使用のディフェンスをどれだけ完成度高く、甲子園で遂行できるかがポイントとなる。

 全ポジションにタレントが揃っており、強力かつ安定感をもったディフェンスを展開する。DLでは経験豊富な#57谷野・若手の#56岡本、LBでは主将#9塚田、DBでは副将#32河合、ベストアスリートの#13三宅が中心となっている。
 また立命大ディフェンスは、「個々の能力によるオーバーパワー」に加え、先の関学大戦で披露した「5Deep」の使用など、非常に多彩な体型を持っていることが特徴で、そこからバリエーション豊かなスタンツ、ブリッツ、カバレッジを展開することで相手オフェンスに、さらなるプレッシャーを仕掛けることに成功している。

●フィールドゴール
 K#57飯塚は40ヤードのFGを確実に決めることができる。クラッシュボウル決勝戦でも、後半オフェンスが攻めきれない場面が何度かあったが、着実に得点を重ねていき、慶応大に反撃の機会を与えなかった。

●パント
 QB#4菅原の蹴るパントはコントロールが良く、フィールドポジションを挽回する一方で、毎回スペシャルプレーの脅威を与えている。

●リターナー
 #29丸田、#11戸倉、#1井上、#81本間等、リターナーとしても能力の高い選手がそろっているが、やはり#29丸田が一番の脅威である。

●フィールドゴール
 シーズン中、オフェンスがゴール前で攻めあぐねることが多々あり、K#30澤和のキックにより確実に得点を重ね、勝利を手にしている。ホルダーにQB#3渋井が入っているので、スペシャルプレーに注目したい。

●パント
 DB#13三宅のパントでフィールドポジションをコントロールし、チームの危機をチャンスに変える。

●リターナー
 キックオフでは、RB#22佃、WR#11前田。パントではRB#21中西、#26松森が待ち構え、スピードある二人が常に一発TDを狙っている。

 リーグ戦はほとんどRB#29丸田のランを中心に、ゲームを楽々とコントロールしたが、クラッシュ決勝戦ではディフェンスの裏をかいたQB#4菅原のランプレーが効果的だった。
 しかし、コンスタントにパスを通すという、QBの判断、レシーバー陣のテクニック、コンビネーション、OL陣のパスプロテクションは未完成であり、甲子園まで、いかに修正し要所でパスを成功させ、ディフェンスに的を絞らせないかがポイントとなる。
 ディフェンスが大きく崩れることはないと思われるので、当たり前ではあるがクラッシュ決勝戦同様、キッキングゲームでフィールドポジションを有利にコントロールし、丸田をどのように使うか(デコイも含め)、またプレッシャーの中で、我慢してパスを通すことがあまり得意ではない菅原が、立命大の強力ディフェンスのプレッシャーに対し、どれだけ正しい判断を下せるかが勝敗を分ける。
 今季はクラッシュ準決勝で早稲田大との接戦をものにした経験が、チームをレベルアップさせたと思われる。近年最強といわれる法政が必勝の覚悟で王者立命大に挑む。

 リーグの序盤戦はパスの比重が若干多少多めであったが、バランスの取れたオフェンスを展開していた。しかし関西大戦ではロングバスを多投することで、最終戦の関学大にパス守備を重視させておきながら、今までの戦い方とは一転したランオフェンスを展開し、関学大戦におけるアドバンテージを勝ち取っている。
 甲子園ボウルでは、強力なディフェンスであまり失点しないと予想されるので、オフェンスは焦ることなくボールコントロールしていくと予想される。
 相手チームからすれば、それでもラン、パス共に常に一発タッチダウンの脅威を警戒せざるを得ないし、関学大戦用に準備したプレーも、まだ数多く残されていることも予想されるので、非常に的が絞りにくい状況となっている。
 QB高田を軸に史上最強といわれた2003年。スーパーWR木下、長谷川を擁した2004年に比べると戦力が落ちたと言われてきたが、シーズン中にしばしば苦戦を経験し、危機を乗り越えてきたチームは大きく成長し、昨年、一昨年のチームを凌駕する勢いで甲子園に望むだろう。

Offense
WR 1  井上 繁明
WR 11 戸倉 和哉
WR 81 本間 拓郎
RB 29 丸田 泰裕
QB 4 菅原 俊
TE 89 東 慎也
LT 76 志摩 英明
LG 73 谷古宇 徹
C  70 佐野 常実
RG 71 川上 光昭
RT 77 大山 忠介

Defense
DE 94 長谷川 賢吾
DT 9  高橋 伸和
DL 90 伊倉 良太
DE 44 福田 真左嘉
LB 97 杉本 侑亮
LB 54 沖 斉
LB 47 内村 豪志
CB 27 浅野 剛史
SF 34 樋田 祥一
SF 33 松田 一将
CB 13 山下 宗孝

Special Team
K 57 飯塚 啓太
P 11 戸倉 和哉

Offense
WR 88 大滝 裕史
WR 11 前田 直輝
WR 27 和田 博之
RB 22 佃 宗一郎
QB 12 池野 伸
TE 5  阿南 孝仁
LT 50 紀平 和秀
LG 65 田口 幹也
C  58 坂根 賢一
RG 52 谷口 祐二
RT 74 佐々木 隆哲

Defense
DE 56 岡本 遥
DL 57 谷野 雄治
DL 10 谷澤 真生
DE 96 吉田 大祐
LB 44 橋本 享祐
LB 9  塚田 昌克
LB 41 木下 恵一朗
CB 13 三宅 剛司
FS 32 河合 紀明
SS 4  河村 崇之
CB 17 黒田 雅宏

Special Team
K 30 澤和 明宏
P 13 三宅 剛司

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