今年60回大会を迎える甲子園ボウルは“過去から未来へ。伝統と夢の継承”をテーマに様々なＰＲ活動やイベントを計画している。

その一連のイベントとして11月23日に市立西宮高校にて行われた兵庫県下の高校（星陵、市立西宮、滝川、宝塚東、啓明、三田祥雲館）及び広島城北高校が参加して行われた合同スクリメージに海外プロ経験のある山田晋三（関学）中島祐（関学）高橋睦巳（日大）などが参加し、講演会やクリニックを開催した。

高校生アメフト選手に甲子園ボウルに注目してもらおうと企画され、その趣旨にご賛同頂いた兵庫県下のアメリカンフットボール部のご協力頂き実現した。

まずは甲子園ボウルの過去の名場面の映像が流された後に、講師陣の皆さんの甲子園ボウルにかける思いをそれぞれが披露。会場にいた120人程の選手の殆どは甲子園ボウルに行った事がないと答えていたが、講師の熱弁に甲子園ボウルへの注目は多少なりとも喚起されたのではないか。

参加者は他にも元関西学院大学で甲子園ボウル経験のある西村径展（アサヒ飲料チャレンジャーズ）立命館大学出身で甲子園ボウルではMVPに輝いた椙田　圭輔など甲子園ボウルにゆかりのある選手、そしてアサヒ飲料チャレンジャーズで活躍する加藤祐一（龍谷大）中村寅彦（天理大）らも参加。それぞれの講師がポジション別に分かれ、選手を指導した。

フィールド上では総当たりのスクリメージが行われており、非番のチームがクリニックをうけるという形式。4時間半ものクリニックは講師陣も選手も休む間も無かったが時間を忘れる位、熱意のある指導が続いた。
クリニック終了後も講師陣に質問が途切れる事なく続くなど最後まで熱心に指導をうけていた選手の姿が印象的であった。
なお、今回参加した選手には甲子園ボウルの入場券が全員にプレゼントされた。

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