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昨年の関学大―立命大リーグ戦。関学大が3年ぶりに立命大を下す。
(関学大30−立命大28@神戸ユニバー記念球技場)
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第60回毎日甲子園ボウルへの出場権がかかった関西学生リーグは、いよいよ最終節を迎える。
関学大がライバル京大を23−6で下し全勝をキープ。立命大も32−21と、進境著しい関西大に肉薄されるものの、最後は地力の差を見せつけて勝ち越し。11月27日(西京極陸上競技場/キックオフ13:40)で、いよいよ両雄の全勝決戦となる。
今年の関学大、立命大の傾向としては、より攻撃的な得点力のあるチームをめざしていることだろう。最終決戦では、互いのオフェンスが全開で相対することとなり、ハイスコアリングな展開も予想される。
年々完成度が上がるKGショットガンを操る関学大のエースQB出原。この夏、小野コーチ指導の元に取り組んだフォーム改造が成功し、正確なパスを武器に高い得点力を発揮。ここまでの総得点が212点、2位立命大の192点を引き離して、リーグトップの成績だ。
今季の関学大オフェンスの特徴は、このQB出原が個人記録成績で上位に入っている以外は、バックフィールド陣で目立った成績が出ていないこと。
RB稲毛(10位)、辻野(12位)、レシーバー陣でも、WR中井が14位でようやく顔を出している程度。しかしこのバックス陣は、誰が出てきてもアベレージ以上のパフォーマンスをやってのける。さらにこのRB稲毛、WR中井はまだ1年生。選手層の厚さとオフェンスコーディネイト能力の高さを裏付ける証拠でもある。 |