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立命大の秘密兵器・1年生RB松森#26 |
11月27日、西京極陸上競技場で行われた関西学生リーグ最終戦。立命館大学パンサーズと関西学院大学ファイターズの全勝対決は、17−15で立命大が勝利。
4年連続7度目のリーグ優勝を果たすと共に、毎日甲子園ボウルへの出場権を手に入れた。
「どっちが勝ってもおかしくないゲーム。今日はたまたま勝負の綾が我々の方に来ただけ」と立命大の古橋ヘッドコーチ。試合は激しい点の奪い合いなるのでは、との戦前の予想を裏切り、ロースコアリングな展開となった。
立命大の第1シリーズ。先発QB池野がWR前田へのパスを決めた後、ここまで出場機会のなかった一年生RB松森(箕面自由学園)が登場、スピード溢れるカットバックランで次々とダウンを更新する。RB松森はこの試合まで温存していた秘密兵器と見ていいだろう。だが敵陣に入ったところで関学大ディフェンス陣も踏ん張り攻守交代。
関学大の先発QB出原も、WR榊原、萬代らへのパスで連続ダウン更新。しかしこちらも敵陣に入ったところで立命大ディフェンス陣の早いプレッシャーに止められる。
この後、両チームのディフェンス陣がよく抑えてパントの応酬となる。互いにインターセプトを奪い合う展開などがあったあとの第2Q早々にゲームが動く。
自陣8ヤード付近からの立命大オフェンス。RB佃、松森のランを軸に4連続ダウン更新して、敵陣に入ったところでQBキープに出たQB池野が、激しいタックルを受けて負傷退場。立命大にいやなムードが漂う。
しかしここでRB佃が奮起。「僕が池野の分も走る」と、34ヤードのロングゲイン。一気にゴール前10ヤードに迫ると、最後もRB佃がエンドゾーン右に駆け込んでTD。TFPも決まって、7−0と立命大が待望の先制点を挙げる。 |