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甲子園ボウル 2005/12/18 13:00 Kick off
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2005.12.1

<クラッシュボウル決勝プレビュー>
クラッシュボウル決勝進出の古豪・慶応
王者・法政を下し55年ぶりの甲子園なるか

法政守備突破の鍵を握る、慶応大の2年生QB青木

 2005年度関東学生アメリカンフットボール選手権『第6回クラッシュボウル』決勝(12月4日、於・味の素スタジアム)は、同じ1935年創部ながら、片や90年代以降隆盛を極め、過去2年連続甲子園ボウル進出を果たしている法政大と、47年の第1回甲子園ボウル覇者であり、実に55年ぶりの晴れの舞台を目指す慶応大という、新旧の名門校同士の対戦となった。
 前年度王者の法政大は、今季1000ヤードラッシャーに輝いたRB丸田泰裕(3年・明学東村山)と、昨年度甲子園ボウルで鮮烈な全国デビューを飾った若きシグナルコーラー、菅原俊(2年・横浜)を擁し、リーグ戦でこそ1試合平均53.3得点と爆発的な攻撃力を誇ったが、早稲田大と対戦した準決勝では、後半に丸田のランがほぼ完封されるなど精彩を欠いた。
 対する慶応大は、同じく準決勝で明治大が誇るエースRB山崎のランをわずか22ヤードに抑え込む一方、攻撃陣も課題のパスに成長の跡を見せ、30−13で完勝。シーズン大詰めに来て、急速にチーム力を高めている。

リーグ戦で惨敗を喫した法政大に、慶応大は一矢報いられるか

 9月24日のリーグ戦でも顔を合わせた両校。この時点では法政大に0−34と完膚なきまでに叩きのめされた慶応大だが、今のチームは、そのときとはまったく別と考えて良さそうだ。
 準決勝では、インサイドのランストップを最優先課題に掲げ、丸田を外へ押し出すディフェンスを敷いた早稲田大が、法政オフェンスに対して成功を収めている。慶応大もそのコンセプトを踏襲し、「丸田封じ」を仕掛けてくるはず。慶応大には、副将・栗原雄介(4年・慶応NY)と冨岡健治(2年・慶応)の大型DTコンビがおり、ラン守備には絶対の自信を持っている。試合序盤で丸田のランを抑え込み、法政オフェンスをQB菅原のパス一辺倒に追い込めれば、勝機は見えてくる。
 一方、法政大の守備面は、昨年度から陣容の入れ替わりはあるものの、主将のDT高橋伸和(4年・法政二)を中心に、前7人は安定した力を誇っている。ただ、準決勝で早稲田大にパスだけで206ヤード(1TD)を許すなど、若手主体の守備バック陣にいささか不安も抱えている。
 慶応オフェンスの軸は副将・小川太平(4年・慶応)、佐藤祐介(3年・慶応)、岩田信二(3年・都立戸山)という、異なる持ち味を備えた強力なRBトリオ。一方で、リーグ戦でのパス獲得ヤードは関東1部で最低の数字だった。しかし準決勝・明治大戦では2年生QB青木洋(高槻)が1TDパス、インターセプトなしの安定したパスを披露。今季着任したカート・ローズコーチの指導の下、着実に精度を高めている青木のパスが、質量ともに関東随一の陣容を誇る法政ディフェンスを切り崩す鍵になることは間違いない。
 「クラッシュボウルという舞台自体が未知の領域。負けたら終わりという状況で、緊張感を持って、楽しんで上を目指していきたい」と語る慶応大主将・DE藤井尊徳。心身ともに充実の挑戦者、慶応ユニコーンズが、半世紀以上の長き時を超え、再び甲子園に歩を進めることができるのか。目の離せない関東の頂上決戦は、来る12月4日、13時キックオフだ。

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