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甲子園ボウル 2005/12/18 13:00 Kick off
ニュースヘッドライン

2005.12.11

<ライバルが語る甲子園ボウル>
関大中西主将、関学松本主将からのエール (news by UNN)

関西大学カイザース主将RB中西庸輔

 学生フットボウラーの最終目標。それが甲子園ボウル。関西学生リーグからは頂点に立った1チームしか出場できない。今年は立命大が出場するが、惜しくもその「最終目標」に到達できなかったライバル校の主将に甲子園ボウルに出場することの難しさ、重みを聞いてみた。
  関大・中西主将(大産大付)が入部した当時、チームはまだ2部リーグにいた。つまり、甲子園ボウルとは無縁の所にいたことになる。彼の2年時にチームは1部リーグ昇格。しかし、3年になって、これからという時にケガで選手登録を抹消。丸々、1年間棒に振ってしまった。そして、傷も癒え、主将として向かえた今季、当然、目標は「甲子園」に定めた。チームは開幕3連勝し、少しずつ「目標」に近づいていた。しかし、10月16日に王子スタジアムで行われた近大戦では48−7でまさかの大敗。「誰よりも練習に時間を割き、リーグに臨んだという自信があったから、負けた瞬間、真っ白になった。主将として失格だと思い、絶望感に打ちひしがれた」と中西主将。甲子園は遠い所にあった。

関西学院大学ファイターズ主将OL松本喬行

 関学大・松本主将(箕面)は高校1年から甲子園ボウルを観てきた。関学大のチア部に所属する友人のお姉さんに誘われて観戦したのがその最初だった。関学大が法政大に52−13で圧勝した99年・第54回大会のことだ。そして、高校3年生の時、当時の石田主将率いる関学大が同じく法政大を24−6で下した試合に魅せられ関学大進学を決意する。関学大フットボウル部といえば名門中の名門。ここ4年はリーグ優勝から遠ざかっているが、甲子園ボウルの優勝22回。リーグ制覇にいたっては43回も成し遂げている強豪。ここでは勝つことが責務とされる。そんな関学大に入って、彼は1年時から出場を果たす。「あの時は先輩の足を引っ張らないようにという思いで精いっぱいだった」と松本主将。しかし、学年が上がるにつれ、そんな考えも次第に弱まっていく。逆に、「(チームを)勝たせなアカン」という想いが強まっていった。だが、そんな想いとは裏腹に、チームは立命大の後塵を拝み続ける。彼は甲子園に立つことのないまま最終学年を向かえた。そして、主将に就任。今年、関学大がリーグ優勝を果たせなければ、甲子園に立った選手はいなくなる。これはチーム史上初めてのこと。主将就任以来、彼につきまっとったのは、責任。そして、使命感。「(チームを)甲子園に連れて行けずに終わってもいいのか」と。そして向かえた立命大との最終戦。序盤から劣勢の試合展開が続く。試合終了まで残り17秒で17−15の2点差に。同点を目論み2ポイントコンバージョンを選択。QB出原がラン。エンドゾーンまで1ヤードところでで立命大のディフェンスのタックルを受けデッド。後2点足りなかった。もっといえば、残り1ヤード進めなかった。「責任をはたせなかった」。
 甲子園ボウルは選ばれた2校しかそのフィールドに立つことができない。「出場したいです」、「はい。どうぞ」という世界ではない。同じ目標を持つライバルがひしめいている。立命大はそんなライバルをはねのけ甲子園にいく。
 ライバル達は「関東には勝て」と口を揃える。

UNN関西学生報道連盟
関西11大学の学生新聞から成る報道サークル。 学生が主催するイベントや大学スポーツなど、関西の大学生が関わることを取材し、報道している。
ホームページURL→ http://www.unn-news.com/

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