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甲子園ボウル 2005/12/18 13:00 Kick off
ニュースヘッドライン

2005.12.13

<トマホークスOBからのエール>
法政大は日本一“泥臭い”チーム (news by スポーツ法政新聞会)

平本義人プロフィール・・・法政大(1997−2000年)。1997年から4年連続で甲子園ボウル出場。ポジションはLB。2000年には副将としてチームを支え、28年ぶりの甲子園単独優勝に大きく貢献する。
 

関東には、フルタイムコーチを持たない学生主体の運営形式をとるチームが数多く存在している。しかしその中でも、法政大の強さが突出しているのはなぜだろうか?今回は2000年に学生日本一に輝いたチームを、副将としてまとめあげた平本義人選手(現;富士通フロンティアーズ)にトマホークスの真の姿を語っていただいた。


Q―学生時代はどのような生活を送っていましたか
平本 社会人になって5年経つのですが、あのとき以上の苦しさは経験してないです。それくらい苦しかったですよ。自分が下級生の頃、先輩たちが毎日練習後に日付が変わってもミーティングを続けていた姿を見て、それでも甲子園で勝てなかったのだから、自分たちはそれを超えないといけないと感じました。
またそれまでの伝統を壊すかもしれないことであっても、勝つために必要だと思うことはすべてやろうとしました。いろいろと苦しかったけど得られたものも大きかったです。今でも甲子園で勝ったことは忘れられないですよ。

Q―なぜ甲子園で勝てたと思いますか
平本 自分たちの弱さを認識し、腹をくくっていたからだと思います。とにかく関学に食らいつくのが目標で、1プレー1プレー集中していただけです。試合が終了したら勝っていたという感覚ですね。
あとそれまでは前半にリードしても、後半に追いつかれ、そのままずるずるいっていたのが、この年は後半に追いつかれても、相手に食らいつくだけの強い精神力があったと思います。


法政大といえば、甲子園での派手なパフォーマンスで知られるように、よく言えば自由、悪く言えば軽いイメージで見られがちである。しかし法政大の真の姿はどのようなものなのだろうか


Q―法政のよい点はどこですか
平本 泥臭いところですね。これは胸を張って日本一だと言えます。法政は日本一になるために出来ることを選手・コーチも含めて、みんなが一生懸命に実行しているチームだと思います。各選手に役割を分担しているので、一人一人が強い責任感を持っていました。
他にはOBの手助けの凄さですね。自分は2年生のとき、リーグ戦で早稲田に負けたのですが、次の日は月曜日なのに、スーツ姿のOBがたくさん来て、いろいろなアドバイスをしてくれました。
また法政は若い選手でも積極的に使うので、4年生でも試合に出られない場合がありました。だからといって腐っている人は一人もいなかったし、チームの勝利のために自分が出来る仕事をやっていました。こういったことが伝統としてチームに根付いていると感じています。

Q―トマホークスで得られたものはなんですか
平本 コミュニケーション能力と仲間です。仲間と深夜までミーティングをして、あれだけ本音を出して話し合う経験は他では出来ないと思います。そうした経験があったので、自分たちの代は団結力がものすごく強かったです。
実は今年で現役を引退するのですが、先日自分にとって現役最後の試合がありました。雨が振っていたにも関わらず、当時のメンバーが中心となって法政のユニフォームを着て大声を張り上げて応援しに来てくれました。試合の最中には涙が溢れましたね。


なぜ法政大が強いのか。それは選手個々が強い責任感を持ち、勝利のための徹底的な準備を行っているという点に尽きる。そうした先輩達の泥臭い作業を後輩が見て、さらにそれを越えた取り組みを継続するからこそ、法政大は関東で「孤高の王者」として君臨し続けるのだ。


Q―最後に今年の選手たちへ一言お願いします
残った時間でどれだけしっかり準備をするかが重要ですね。当日は自分たちのやりきったことを信じて、プレーするだけだと思います。自信を持って戦ってください。自分も甲子園で声援を送ります。

スポーツ法政新聞会
法政大学の体育会の活動を新聞やWEBサイトを通じて紹介する報道機関。新聞発行は年に6回。主な報道対象は野球、アメフト、ラグビー、サッカー。
ホームページURL→ http://blog.nikkansports.com/user/hosei/

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