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甲子園ボウル 2005/12/18 13:00 Kick off
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2005.12.19

<第60回甲子園ボウルゲーム解説>
法政大は悲願の甲子園ボウルでの立命大戦勝利
創部70周年の節目の年に花を添える

  「初心貫徹。この1年間、ここで勝つためにやってきた」。(法政大・主将DL高橋)
 12月18日、阪神甲子園球場で行われた東西大学王座決定戦・第60回毎日甲子園ボウルは、17−14でシーソーゲームを制した法政大学トマホークスが、立命館大学パンサーズが破って5年ぶり4度目の優勝(引き分け両校優勝を含む)。
法政大は悲願であった甲子園ボウルでの立命大戦勝利を、5回目の挑戦でついに成し遂げ、創部70周年の節目の年に花を添えた。

 マルーンの立命とオレンジの法政。新世代甲子園ボウルの主役達が、厳寒の甲子園で激しく競り合った。
「コイントスで勝ったらオフェンス」(法政大・QB菅原)。チャックミルズ氏によるコイントスで勝った法政はオフェンスを選択。この積極的な姿勢がいきなり功を奏す。
第1シリーズ、自陣37ヤード付近からの2ndダウン2。エースRB丸田へのフェイクを入れたQB菅原がいきなりの独走でゴール前18ヤード。これをK飯塚のFGに繋げ、3−0と先制に成功する。
 立命のQBは怪我の回復が思わしくないエース池野に代わってQB渋井。
この日のQB渋井はパスがオーバースロー気味で決まらず、RB佃、松森らのランも、法政DL高橋、LB杉本らの早い潰しにあってダウン更新が奪えない。

 しかし第2Qに入った直後、法政大がQB菅原からWR井上へのパス、RB丸田へのピッチプレーでダウンを更新しながら、敵陣へ入ったところで、QB菅原に立命DB河合が激しいファンブルフォース。このボールを立命大がリカバーしてターンオーバーを奪う。
 このチャンスにQB渋井が自陣40ヤード付近からWR前田に31ヤードのロングパスを決め、一気にゴール前30ヤードと陣地を進める。ここでRB松森が右オフタックル付近を抜けて一気にTDラン。TFPも決まって、7−3と立命大が逆転する。

 「一瞬、昨年の悪夢が甦ったけど、みんなが声をかけてくれて切り替えた」と、甲子園2年目のQB菅原。続くシリーズでRB丸田のロングゲインで敵陣に入ると、QB菅原からWR戸倉へ43ヤードのTDパスがヒット。10−7と法政大が再び主導権を握って前半戦を終える。

 この日のために準備したという多彩なプレーコール。ディフェンス陣の思い切った突っ込みで、後半に入っても法政大優位に進む中、先に試合を動かしたのは立命大だった。立命自陣25ヤード付近から、QB渋井からWR前田へロングパスが決まり、相手の反則もあってゴール前25ヤード。このチャンスにQB渋井が自ら走りきってTD。14−10と立命が再逆転する。

 「去年もここまでは来た。でも今年はここから始める」(RB丸田)。
 3Q終盤から4Qにかけて、50ヤード付近から始まった法政大のオフェンスシリーズ。RB丸田、丸茂のラン、QB菅原のキープ、WR戸倉へのパスなどで法政大が連続ダウン更新。
4thダウンギャンブルを含む15プレーのドライブを、最後はRB丸田が押し込んでTD。17−14とついに法政大が勝ち越しに成功する。 立命も残り時間3分40秒から、必死のキャッチアップオフェンスを試みるが、敵陣に入って4thダウンギャンブルのパスを失敗に終わったところで決着がついた。

「いままで立命に4回負けてきて、ようやく一矢報いることが出来た」と法政大・大森監督。「いつもと違うゲームが出来たと思う。1年間かけて準備したものが出せた」と会心の笑みだ。
 ミルズ杯、甲子園MVP、NFL特別賞とトリプル受賞のRB丸田は「全員が絶対勝つという気持ちでやった結果。賞はたまたま僕についてきただけ」と全員の勝利であることを強調する。

 一方、「選手達は、一生懸命やってくれた。4年生は関西4連覇を誇りに思って欲しい。今日は我々コーチ陣のゲーム運びが拙かった」と立命大・古橋ヘッドコーチ。「こんな内容で負けるようでは来年は厳しい」と、来季への立て直しを誓った。

ゲームスタッツはこちらより

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