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第62回毎日甲子園ボウル
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第62回甲子園ボウル 関東 注目選手
チーム紹介 注目選手 リーグ戦績 メンバー表 星取り表

DT#90 伊倉良太(主将) 4年 182cm 110kg 法政二高
撮影: スポーツ法政

伊倉 良太
 歴代最強とされる今季の法政を率いる主将が伊倉良太。大学1年から常時試合に出場し、守備の最前線で体を張り続けている。今季は関東学生リーグMVPを獲得し、名実ともに学生最強DLとなった。
 そんな伊倉にとって関学とは特別な相手ではない「自分たちは連覇を目標に1年間取り組んできた。相手云々じゃなくて連覇を達成するために勝ちたい」。
 どんな相手であっても絶対に勝つという意気込みが伝わってくる。
 また選手としても持ち前のパワーとスピードに磨きがかかり、その能力は学生レベルを超えている。
 もちろんチームの柱である伊倉に対して、関学は自由を封じるためにダブルチームやトラップブロックなど様々な対策を講じてくるだろう。法政がLBにも人材を揃えているとはいえ、ライン戦で押されていれば、プレーが止まらず失点につながる。
 フットボールで最も重要なライン戦。ここで互角以上の展開に持ち込むことが、連覇への第一歩となるに違いない。


DE#44 福田真左嘉(副将) 4年 180cm 105kg 追手門学院高
撮影: スポーツ法政

福田 真左嘉
 法政ディフェンスといえば大型LBが代名詞ともいえるが、昨季あたりからLBよりもDLの目立つ機会が増えた。つまりほとんどのプレーがDLで止まっている。
 DLのみで的確なパスラッシュがかけられれば、それだけLBやDBを自由に動かすことができ、ディフェンスのバリエーションも広がる。
 今季の法政DLで主将の伊倉と並び、チームを引っ張っているのが副将の福田真左嘉だ。福田の武器は40ヤード走を4秒7で走るDL離れしたスピード。
 180cmを超える大型DEにLBを超えるスピードでパスラッシュをかけられれば、相手QBにとっては脅威以外のなにものでもない。
 特にショットガン体型をベースにして展開する関学オフェンスはセットバックよりもQBのセット位置が遠いため、ディフェンスのパスラッシュがかけづらい。しかし福田のスピードならば、QBに対して激しいプレッシャーをかけることができる。福田がQBにヒットする回数が増えるほど法政の勝利が近づくだろう。

CB#27 浅野剛史 4年 168cm 68kg 法政二高
撮影: スポーツ法政

浅野 剛史
 今季学生界ナンバーワンの選手層を誇る法政DB陣。その中でも法政のエースキラー、背番号27番を背負っているのがCB浅野剛史。
 浅野はインターセプトのような派手なプレーが多い選手ではない。しかしそれは相手のQBが浅野のマークしているWRに「投げられない」からでもある。
 パスターゲットがDBに完全に張り付かれていればQBはパスを投げられない。仮にパスを通されても、激しいタックルでランアフターキャッチを許さない。派手さはないが「目には見えないビッグプレー」でチームに大きく貢献しており、法政DBになくてはならない選手だ。
 甲子園で対戦する関学はランよりもパスオフェンスの比重が大きい。一発を狙うプレーは少ないが、ショート、ミドルのパスを確実に通すことでリズムを刻んでゆく。
 そのため浅野らDB陣がタイトなカバーで関学WRを封じることができれば、DLのパスラッシュをかける時間が長くなり、QBサックなどのロスにつながる。
 浅野の「目には見えないビッグプレー」が法政を勝利に導く。

QB#4 菅原俊 3年 172cm 75kg 横浜高
撮影: スポーツ法政

菅原 俊
 法政オフェンスを操る司令塔。今季は負傷の影響により、リーグ戦を3試合欠場したものの、日大戦から復帰を果たす。しかしリーグ戦では試合感が戻らず、チームは勝利したものの菅原自身は満足できる結果を残せなかった。
 だが、続くクラッシュボウルでは前半のみの出場にもかかわらずMVPを獲得するなど、見事完全復活を果たした。
 甲子園ボウルで関学は、法政対策として複雑なパスカバーを用意するかもしれない。しかし「(菅原は)余裕を持ってプレーできている」と青木監督が語るように、菅原のディフェンスの動きを冷静に読み、フリーのレシーバーを探す能力は学生界でもトップクラス。関学ディフェンスにも惑わされずにプレーできるはずだ。
 さらにリーグ戦やクラッシュボウルではあまり見られなかった、QBキープやオプションプレーも甲子園ボウルでは解禁される可能性が高い。
 甲子園では菅原の走投両面での活躍が期待される。

RB#29 丸田泰裕(副将) 4年 172cm 75kg 明学東村高
撮影: スポーツ法政

丸田 泰裕
 昨季ミルズ杯、甲子園ボウルMVPの2冠に輝いた法政のエース、といえば丸田を置いて他にいない。
 今季のラン獲得ヤードは692ヤードと“丸田にしては”少しさびしい結果であった。本人も「本当はもっと走りたかった。でも中大戦あたりからチームが勝てればいいと思うようになった」と語る。
 その言葉どおり、今季の丸田はチームの戦術に合わせて、パスターゲットとしても活躍している。それは記録にも現れており、レシーブ獲得ヤードが329ヤードと昨季に比べて大幅に向上した。
 特にシーズン終盤、強豪校と対戦する際は「レシーバー丸田」としての存在感が際立っており、フィールドに立っている限り、ランプレーでもパスプレーでも警戒しなければならない選手へと成長した。
 だが、逆に言えばストップ・ザ丸田はそのままチームの敗北に直結してしまう。関学ディフェンスの激しい警戒が予想されるが、その包囲網を突破することが法政の甲子園連覇につながる。

WR/K/P#1 戸倉和哉 3年 173cm 76kg 駒場学園高
撮影: スポーツ法政

戸倉 和哉
 今季法政WR陣は大幅に選手層の厚みが増した。しかし多くの選手が活躍しても「エースレシーバー戸倉」の地位は揺るがない。
 ルーキーイヤーからランアフターキャッチを武器に公式戦に出場。昨季の甲子園ボウルでも影のMVPともいえる活躍を果たした。
 今季はシーズンが深まるにつれて存在感が増し、特にリーグ最終の早稲田戦では3rdダウンロングの状況で、確実にボールをキャッチし、オフェンスのリズムを作った。
 さらに高校時代の経験を活かしRBとしてプレーする機会も増え、法政ショットガンに欠かせない選手となった。
 関学ディフェンスを攻略する上で、戸倉の起用法は大きく戦局を左右する。特に法政の新たな看板になりつつあるショットガン体型からのオプションプレーでは、この戸倉が鍵となる場合が多い。
 今季はここまであまり多用していないプレーだが、それだけに甲子園ボウルに向けた隠し玉にしている可能性もある。試合前の綿密な準備がウリの関学の裏をかくためにも戸倉の活躍は欠かせない。

早坂茂/スポーツ法政OB

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