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第61回アメリカンフットボール東西大学王座決定戦 甲子園ボウル
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第61回毎日甲子園ボウル
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甲子園ボウルとは? 大会の歩み
黎明期 発展期 成熟期
1980年代

 1980年代は、アメリカンフットボールの人気を全国的なものにした京都大が甲子園に初めて登場する。
 1982年、京都大は、これまで関西リーグでは敵なしの33大会連続甲子園ボウル出場の関学大を、リーグ最終戦で破り初優勝を遂げた。初出場した甲子園ボウルでは4連覇中の日本大に65−28と敗れるが、年間最優秀選手に授与されるチャック・ミルズ杯は敗れた京都大のエースRB松田明彦に贈られた。

 1980年代の関東は、1985年の明治大を除き、日本大が出場記録を伸ばした。パルサーボウル(関東大学選手権、現クラッシュ・ボウル)に、日体大、専修大、慶応大のチームが出場したが、いずれも日本大の赤い壁の前に甲子園への道をはばまれた。

 1983年、京都大はショットガン封じの守備を整え、キッキングゲームでもフィールドゴールを有効に使いゲームをコントロール。冷静なQB大社充のクォーターバッキングにより、日本大を30−14と破る。この初優勝後、京都大は甲子園ボウルの常連として名を連ねることになる。

 1986年と1987年の京都大は多くのアスリートが揃い、「怪物」というニックネームがつけられたQB東海辰弥の活躍で、甲子園ボウル2連覇を果たす。前後するが1985年の甲子園ボウルは、関学大、明治大の両チームがタッチダウンの応酬となり、激しいシーソーゲームの末、明治大が逆転のフィールド・ゴールを外し、関学大が48−46で僅差の勝利をものにした。このゲームで繰り広げられた関学大、QB芝川龍平のパス、明治大、RB吉村祐二のランは、現在でもアメリカンフットボール・ファンの語り草となっている。

 1980年代の終盤は日本大の3連覇で幕を閉じた。1988年日本大は6年ぶりに甲子園ボウルで優勝。なお、1988年のQBは山田喜弘、1989年の宇田川健治、1990年は須永恭通と、タイプの異なった3人のエースQBで甲子園を制したのは、日本大がはじめてであった。

 この1980年代にはその後甲子園ボウルの舞台に登場してくる、2つのチームの強化が、はじめられた。関東の法政大、関西の立命館大である。

1990年代

 日本大は1990年の甲子園ボウルで京都大を34−7と下し、甲子園3連覇を果たす。しかし翌年、関東大学選手権で専修大に33−31と接戦で敗れたあと、甲子園出場から遠ざかっている。
 この専修大を始めとして、1992年の法政大、1993年の日体大と、関東の代表は年毎に入れ替わった。1994年以降は2001年まで8年連続で法政大が甲子園に出場し、関東の連続甲子園出場記録で日本大と並んだ。
 しかし1990年代において関東勢は、関西の壁にはばまれ、引き分けはあるものの甲子園での勝利は記録されなかった。

 1990年代からの関西は、関学大、そのライバルの京都大に加え、平井英嗣監督が10年をかけて強化してきた立命館大が台頭。この3校が甲子園への出場をかけ、激しいリーグ優勝争いを演じ3強時代を形成する。

 1990年、リーグ戦6位と低迷した関学大は1991年カムバックを果たし、甲子園初出場の専修大を25−20と破り、6年ぶりの勝利をものにした。
 京都大は1992年のリーグ戦で、奇跡の逆転劇で優勝に導いたQB金岡禧友が甲子園でも大活躍し、法政大を下して東海以来の甲子園ボウル優勝を果たすとともに、チャック・ミルズ杯を受賞している。

 1994年には、スーパー・アスリートQB東野稔を擁する立命館大が初めてのリーグ優勝を成し遂げ、甲子園でも法政大を24−22と下し、初の大学王座についた。その後も立命館大は1998年にも甲子園に出場し、このときも法政大を破っている。

2000年代

 2000年は、法政大が関東のチームとして10年ぶりの甲子園勝利を果たした。1999年から関西は、関学大が3年連続出場し2回の優勝を遂げる。
 2002年には早稲田大が初出場。この年より立命館大が3年連続大学王者になり、今年は日本大以来の4連覇をかけリーグ戦に臨んでいる。

©関西アメリカンフットボール協会フットボール史研究会

参考資料:

「毎日甲子園ボウル50年史」毎日新聞社
「関西アメリカンフットボール史」関西アメリカンフットボール協会

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