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甲子園ボウル 2006/12/17 13:00 Kick off
ニュースヘッドライン

2006.12.1

<クラッシュボウル決勝プレビュー>
昨年の雪辱を果たし56年ぶりの甲子園をねらう古豪・慶応大
王者・法政大が迎え撃つ!!

慶応大初1000ヤードラッシャーの実力に期待がかかる4年生RB#25岩田
撮影: WEB編集部

 12月3日(日)午後1時に調布市・味の素スタジアムでキックオフされる「2006年度 関東学生アメリカンフットボール選手権・クラッシュボウル」で対戦するのは、いずれも全勝でブロック優勝を果たした慶応義塾大学ユニコーンズ(Aブロック)と法政大学トマホークス(Bブロック)の2年連続同一カードとなった。
 昨年は法政のオフェンスが爆発して56−3と圧勝したこのカード。さて今回はどのような結果となるのか。

 Aブロックを制し、13年ぶり5度目のブロック優勝を果たした慶応は「どこのチームが勝ってもおかしくなかった。うちは僅差のゲームをものにしてきた」と、沢柳利也ヘッドコーチが言うように、接戦を勝ち上がった精神的強さがある。
 初戦で関東学院大学ハリケーンズには17−3、続く東京大ウォリアーズに37−20、筑波大エクスキャリバーズには29−3と順当勝ちをおさめた。しかし第4戦、一橋大クレムゾンには先制を許し、逆転したものの薄氷を踏む2点差の10−8で勝利。日体大トライアンファントライオンとは二転三転するシーソーゲームを制し、17−14で勝ち、立教大ラッシャーズには、今季成長著しいRB岩田(4年)が4TDを奪う活躍をみせ、1TD差に詰め寄られたものの35−28で勝利。
 クラッシュボウル進出を賭けて明治大グリフィンズとの最終戦では、先制を許したが、第2QにRB岩田のTDで同点に持ち込み、第3QにスペシャルプレーでTDを奪い、14−7で勝利をおさめ、89年以来全勝でリーグ戦を終えた。

ランだけでなくレシーブにも注目が集まる法政大4年生RB#29丸田
撮影: スポーツ法政

 一方の法政大は圧倒的な力をみせて勝利を重ね、4年連続17回目の関東学生決勝に進出した。
 初戦・神奈川大アトムズには57−0、続く帝京大アサシンズには史上最高得点となる123点を奪い、完封。そして横浜国立大マスティフスも、77−0と一蹴して3試合連続完封勝ちをおさめた。
 第4戦の相手は、好QB井ヶ田、RB宮幸を擁する中央大ラクーンズ。好試合が期待されたが、20−3の危なげない勝利。専修大グリーンマシンには、今秋季リーグで初めてTDを許したものの、34−11で勝利。
 さらには近年オフェンス力を向上させている日大フェニックスを35−13で退け、注目された最終戦・早稲田大ビッグベアーズには、第1Qこそ得点を奪えなかったが、第2Q以降は着実にTDを重ね、41−14と全く相手を寄せつけず圧倒した。

 この強豪・法政に対する慶応・沢柳ヘッドコーチは「タレントは法政が上。恥ずかしくない試合をしたい。これまで一戦一戦を戦ってきた。法政のビデオをみてゲームプランを立てたい」と、昨年の雪辱を晴らす決意だ。
 また今季1120ヤードを獲得して慶応初の1000ヤードラッシャーとなったRB岩田は「法政を目指してきた。対戦相手をイメージしたトレーニングでも、相手がオレンジ色(法政のチームカラー)に変わっていった。気持ちでは負けない。全てをぶつけたい」ときっぱり。
 明治大戦では、FG隊形からスペシャルプレーでTDを奪ったチーム一の俊足を誇るK/DB山中大介(3年)も「違うスペシャルプレーを用意して法政をぶち抜く」とリベンジを誓う。

 対する学生日本一連覇を狙う法政・青木均監督は「ランを中心としたチームなので、準備に時間はかからない。勢いに乗せると軽い相手ではないので、相手を乗せないようにしたい」とかえり討ちにする構えだ。
 今季はランナーとしてだけではなく、レシーバーとしてオフェンスの活路を見出しているRB丸田は「関東で圧勝して(学生日本一)連覇に向かっていきたい」といい、今季リーグ戦は故障のため3試合を欠場し、復帰してきたQB菅原は「甲子園で勝つためにも、クラッシュでは圧倒、圧勝する」と『連覇達成』に準備を怠らない様子だ。

 試合は、攻守に圧倒的な力を持つ法政が有利といえよう。
 法政としてはリーグ戦同様、菅原と小田の2枚QBを交代させながら、RB丸田らのランやレシーバー陣へのパスを織り交ぜ、バランスの取れたオフェンスを展開していきたいところ。
 慶応としては、リーグ戦1試合平均5.86点しか許していない法政の主将DL伊倉を中心とした鉄壁のディフェンスを、RB岩田のランプレーを中心に時間をコントロールして、ロースコアゲームに持ち込み、勝機をうかがいたい。

記事:福武金二

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