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2TDを決め敢闘賞を受賞した3年生QB#9三原 撮影:入江敦央/UNN
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関学にやってきた最初のチャンスは、法政に2TD目を奪われた直後だった。RB河原が51ヤードのキックオフリターンで敵陣39ヤードから攻撃開始。
ここから順調に攻めあげ、フィールドポジションはゴール前3ヤード。ダウン更新まで残り2ヤードと迫った4thダウン。関学は、FGではなくギャンブルを選択、TDを狙った。
RB稲毛が突破を試みるも、法政の堅守に阻まれ、ギャンブル失敗。試合後、鳥内監督はこの場面を「(ギャンブルせず)蹴っとけばよかったわ。判断ミスや」と振り返る。その後は両チームともTDの応酬となり、前半だけで21−35となった。
前半に14点の差を広げられた関学。後半から追撃開始。
第3Q開始直後のシリーズから、RB水口のダイブTDで28−35と迫る。
その後、敵陣ゴール前に押し進み、4thダウンFGトライとなったところで雷雨による大会史上初の試合中断。「流れを掴みかけていただけにね、(中断は)ちょっとイタかった」(小野コーチ)。35分後に試合再開、再びFGトライを試みるが不成功に終わる。
最初のギャンブル、そして中断後のFGトライの失敗。結果的にはこの2回のFGチャンスを逸したことが、最後になって楔となった。
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